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DOCK4遺伝子

DOCK4遺伝子

遺伝子名; Dedicator of cytokinesis 4
別名:WUGSC:H_GS034D21.1
染色体番号: 7
遺伝子座: 7q31.1
関連する疾患: 
遺伝カテゴリー: Genetic association/multigenic CNV–Genetic association-Rare single gene variant-Functional

omim.org/entry/607679

機能

DOCK4遺伝子産物は細胞間のアドヘンス接合部の制御に関与する。細胞の移動にも関与している。グアニンヌクレオチド交換因子GEF)として機能し、結合したGDPを遊離したGTPと交換することでRap1低分子GTPase活性化する。

発現

Yajnikら(2003)は、マウス腫瘍モデルのホモ接合欠失をrepresentational difference analysisを用いてスクリーニングし、Dock4を同定した。彼らは、ポジショナルクローニング、ESTデータベース解析、RT-PCR、胎盤cDNAライブラリーの5-prime RACEにより、ヒトDOCK4 cDNAを単離した。予測される1,966アミノ酸のDOCK4タンパク質は、CDMファミリーの低分子GTPase調節因子のメンバーであり、DOCK1(601403)と広範な相同性を有している。DOCK4の全体的な構造は、他のCDMファミリーメンバーと類似しており、N末端SH3ドメイン、DOCK相同性領域-1(DHR1)とDHR2を含む拡張相同性のある中央領域、C末端プロリンリッチ領域を持つ。ノーザンブロット解析では、試験したほとんどの組織で8.5kbのDOCK4転写物が検出され、骨格筋、前立腺、卵巣で最も高い発現が見られた。

自閉症スペクトラムASDとの関係

DOCK4遺伝子とASDとの関連は、2つの研究で観察されている(Maestrini et al., 2010; Liang et al., 2014)。また、DOCK4遺伝子の欠失はASDや失読症に関与しているとされている(Maestriniら、2010年、Pagnamentaら、2010年)。

その他の表現型

なし

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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