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9q34.3 クリーフストラ症候群 Kleefstra症候群

9q34.3 クリーフストラ症候群 Kleefstra症候群

9q34.3 クリーフストラ症候群 Kleefstra症候群の概要

www.omim.org/entry/610253

染色体9qサブテロメリック欠失症候群の患者に共通する特徴は、重度の精神遅滞、筋緊張低下、小頭、てんかん発作、眼間乖離を伴う扁平顔、鯉状の口、巨舌、心臓欠損である。

この欠失を持つ患者は、しばしば先天性心疾患(主に心房中隔欠損ASDまたは心室中隔欠損VSD、ファロー四徴症、大動脈奇形、大動脈弁二尖症、肺動脈狭窄症)を有する。また、約半数の患者が発作(強直間代性発作、欠神発作、複雑部分発作、病巣を伴う全般発作)を有する。行動異常には、不適応行動(攻撃性、多動性、自傷行為)および自閉症スペクトラムの特徴がある。。睡眠障害が報告され、重度になることもある。その他の特徴として、大・小の眼、耳、生殖器、四肢の異常がある。

9q34.3欠失症候群はEHMT1遺伝子ハプロ不全によって引き起こされると考えられている。この遺伝子の産物はヒストンメチル化に関与するヒストンH3 Lys 9(H3-K9)メチル化酵素である。クレフストラ症候群の患者の多くはこの微小欠失を有しているが、EHMT1遺伝子の変異を有する者もいる。同じ領域にある他の遺伝子の欠損は、さらなる臨床症状を引き起こす可能性がある。第9染色体の遠位長腕の欠失は、サブテロメリック蛍光in situハイブリダイゼーションFISH)またはアレイ比較ゲノムハイブリダイゼーション(CGH)で検出することができる。

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ミネルバクリニックでは、妊娠9週から受けられる赤ちゃんの健康診断である「NIPT」を業界最新の技術業界随一の対象疾患の広さで行っております。遺伝のエキスパートである臨床遺伝専門医が出生前診断を提供しておりますので、是非、お気軽にご相談ください。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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