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動作性IQ (performance IQ; PIQ)

動作性IQ (performance IQ; PIQ)

IQのコンセプト

動作性知能指数(performance IQ; PIQ)とは、非言語的スキルを扱う子供の精神的能力を評価するテストのスコアです。通常,IQテストには、言語テストとパフォーマンス(動作)・テストの2つの主要な要素があります。
自閉症スペクトラム障害(ASDまたは自閉症)の子どもたちは、自分に合った適切な教育やケアを受けなければ、最大限の可能性を発揮することができない制限があります。お子さんの知能指数を知ることは、他の診断テストの結果と合わせて、お子さんの弱点に対処したり、お子さんの強みである認知能力を高めたりするのに役立つでしょう。

PIQテストは、絵カードやパズルなどの特定のものを、試験官や心理士の目の前で実際に扱う必要があります。そのため、インターネット上にあるPIQテストは、信頼性や正確性に欠けます。実際のPIQテストを受けるには、ライセンスを持った心理学者に相談するのがベストです。

PIQテストは、通常1時間から1時間30分程度で、学校や医療現場で実施されます。

動作性IQテストに含まれるもの

PIQは、以下の5つの評価尺度で構成されています。

絵の完成度
例えば、片目がない人の顔など、細部が欠けているさまざまな絵が提示されます。お子さんは細部への注意力をテストされ、絵を完成させるように求められます。
絵の配置
お子さんには一組の絵カードを提示します。お子さんは、物語を語るために、カードを並べることを求められます。例えば、倒れた怪獣の絵、王様のカード、金貨のカードをから、怪獣を倒して王様からご褒美に金貨をもらう、などというストーリーになるようにカードを配置することがテストの目的です。
ブロックデザイン
ブロックデザインでは、さまざまな形のブロックが提示され、ブロックのピースを組み合わせて、提示されている特定の配置やデザインをと同じものを作ることが求められます。積木模様検査ともよびます。
数字や記号
数字記号テストでは、1~9の数字と、「V」「+」「>」などの描きやすい記号を組み合わせたキーが用意されています。キーの下には、1~9の数字がランダムな順序で数回繰り返されています。受験者は、90秒または120秒(テストのバージョンによって異なります)を与えられ、各数字に対応する記号を記入します。この課題では、受験者はテストの上部にある解答用紙を目で見て、各数字に対応する正しい記号を記入する必要があります。数字記号テストは、処理速度、作業記憶、視空間処理、注意を測定します。特にこのテストは、他のテストでは認知機能が正常な人と軽度の認知機能障害が始まったばかりの人を区別できないのに対し、認知機能が非常に良好な人の変化に敏感であると考えられます。
物体の組み立て
物体の組み立てでは、さまざまな材料が提示され、その材料を使って物体全体を作ることを求められます。例えば、正しい位置に配置すると人の顔になるような簡単なパズルを90秒で完成させることなどが挙げられます。

PIQテストでは、通常、1つの課題をクリアするたびに難易度を上げて、複数回繰り返します。PIQテストの結果は、お子さまの反応の速さと、どれだけの正解数を達成したかで決まります。PIQや他のIQテストは、お子さまの資質や能力を予測するものではありません。PIQテストは、お子さまの認知機能の長所と短所を評価し、適切な介入を行うための基礎となる数多くのテストの一つに過ぎないのです。

自閉症スペクトラム障害の特徴

PIQとVIQの間に6以上の差があり、PIQのほうが高いことが自閉症スペクトラム障害ASDの特徴であると言われています。

 

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

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