ソルートキャリアファミリー7(Solute Carrier Family 7)は、膜輸送タンパク質の一群です。このファミリーのメンバーは、主にアミノ酸トランスポーターであり、細胞膜を通じてさまざまなアミノ酸を細胞内外に輸送する役割を持っています。このタンパク質ファミリーは、様々な細胞機能や代謝過程において重要な役割を果たします。
このファミリーには、L型アミノ酸トランスポーター(LAT)やカチオニックアミノ酸トランスポーター(CAT)など、いくつかの異なるサブタイプがあります。これらのトランスポーターは、栄養素の吸収、神経伝達物質の生合成、解毒作用など、多くの生理的プロセスに関与しています。
特に、LATサブファミリーのメンバーは、多くの組織で中性およびアロマティックなアミノ酸の輸送に関与しており、これには一部が脳血液関門の機能にも重要な役割を果たしています。一方、CATサブファミリーは、主に陽性荷電を持つアミノ酸の輸送を担っています。
SLC7ファミリーの遺伝子の変異や機能不全は、特定の病態や疾患の原因となることがあります。例えば、いくつかの種類のがん細胞は、特定のアミノ酸トランスポーターの発現を増加させることで、増殖に必要なアミノ酸をより多く取り込むことが知られています。また、特定の代謝疾患や運動障害とも関連している場合があります。
Solute carrier family 7に属する遺伝子
SLC7A1
SLC7A2
SLC7A3
SLC7A4
SLC7A5
SLC7A6
SLC7A7
SLC7A8
SLC7A9
SLC7A10
SLC7A11
SLC7A13
SLC7A14
SLC7A15P
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号



