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劣性遺伝 潜性遺伝

劣性遺伝とは、特定の遺伝的特徴が表現されるために両親から受け継がれた両方の遺伝子が劣性の状態でなければならない遺伝の形式です。遺伝子には「優性」と「劣性」という二つの形態があり、優性遺伝子は劣性遺伝子よりも表現されやすい特徴を持ちます。

たとえば、遺伝子の一対が「A(優性)」と「a(劣性)」で表されるとします。この場合、以下のような組み合わせが考えられます。

AA(両方優性):優性の特徴が表現されます。
Aa(優性と劣性の混合):優性の特徴が表現されます。
aa(両方劣性):ここで初めて劣性の特徴が表現されます。

劣性遺伝の特徴は、その特徴を持つ遺伝子が両親からそれぞれ受け継がれた場合にのみ表現されます。例として、特定の遺伝的疾患は劣性遺伝によって引き起こされることがありますが、その疾患の遺伝子を持つ親が健康である場合(Aa)、子どもにその疾患が現れる確率は低くなります。しかし、両親ともにその遺伝子を持つ場合(aa)、子どもに疾患が現れる可能性が高くなります。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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