ライゲーション

ライゲーションとは連結する、という意味の英語で、分子生物学では二つの分子が共有結合により連結することを意味しています。
DNA のライゲーションは、現代の分子生物学的検査・実験手順の多くのワークフローにおいて重要なステップです。
二本鎖基質上の一本鎖切断の隣接残基間の切断点をつないだり、二本鎖切断を結合させたりすることは、DNAリガーゼによって酵素的に触媒されます。
隣接するDNA残基の3′水酸基と5′リン酸基の間のホスホジエステル結合の形成は、3つのステップで進行します。

1.リガーゼは、遊離ATPとの反応によって自身によりアデニル化されます。
2.アデニル基が ドナー鎖の5′-リン酸化末端に移動します。
3.ホスホジエステル結合の形成は、アデニル化されたドナー末端を隣接する3’ヒドロキシルアクセプターと反応させ、AMPを放出した後に進行します。

生体内では、DNAリガーゼは、DNAの複製と修復に重要な役割を持つ必須の酵素です。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号