メタアナリシス
メタアナリシスとは?
メタは「あとに」という意味の古代ギリシャ語の接頭語で、「超越した」、「高次の」という意味の接頭語になりました。
ここから、ある学問や視点の外側の視点から分析する事を意味しています。
また、「変化」という意味もあり、metabolism(代謝)などで用いられています。
メタアナリシス(meta-analysis)とは、複数の研究の結果を統合して分析する研究手法を言います。
メタ分析、メタ解析とも言うようですが、メタアナリシスが一般的です。
エビデンスには質があり、エビデンスレベルには定義があります。別ページでご覧ください。
ランダム化比較試験(RCT)は一つでもあればエビデンスレベルが1bとなるものですが、それらを集めて行なったメタアナリシスは、科学的根拠に基づく医療 (EBM) において、最も質の高いレベル1aの根拠とされるものです。
メタアナリシスという言葉は、情報の収集から吟味解析までのシステマティック・レビューと同義に用いられることがあるのですが、厳密に区別する場合、メタアナリシスはデータ解析方法そのものをさします。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号