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免疫沈降法 immunoprecipitation



免疫沈降法 immunoprecipitation

免疫沈降法 immunoprecipitationとは?

免疫沈降法を説明する画像

免疫沈降法は、抗原に抗体がくっつくという性質(親和性といいます)を利用して、試料溶液から特定の抗原だけを特異的に取り出す方法です。
このため、抗体を選ぶときには以下の条件に気を付ける必要があります。

  • 当該抗原への特異性が高い、つまりほかの抗原に対してくっつかない
  • 当該抗原に対して結合する力が強い、つまり結合してから取り出す過程で外れない

合成してペプチドなどの人工的に作成した抗体は結合する力が弱かったり結合しない場合がありますので、理論的にはうまくいくはずなのにも天然化合物とくっつかないということがあります。

免疫沈降法 immunoprecipitationの手順

1.抗原を含む溶液に抗体を添加する
2.溶液中で抗原抗体複合物ができる
3.ビーズにこの抗原抗体複合物を吸着させる。
4.ビーズ洗浄し、Sodium Dodecyl Sulfateなどで処理してビーズから抗原を分離する

この記事の著者:仲田洋美(医師)

プロフィール

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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