核酸
核酸とはデオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)、およびそれらの前駆体である2′-デオキシリボヌクレオチドおよびリボヌクレオチドと定義される。
核酸は、リン酸、糖、および有機塩基(プリンとピリミジン)に分解することができる自然発生的な化学化合物である。核酸は細胞の主要な情報伝達分子であり、タンパク質の合成過程を制御することで、あらゆる生物の遺伝的特性を決定している。DNAは生命の設計図であり、すべての自由生物とほとんどのウイルスの遺伝物質を構成している。RNAは特定のウイルスの遺伝物質であるが、すべての生きた細胞の中にも存在し、タンパク質を作るなどのプロセスで重要な役割を担っている。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号