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高度に保存された塩基配列、遺伝子 highly conserved sequence

高度に保存された塩基配列、遺伝子 highly conserved sequence

生物の進化

生物の進化のなかで、種族を超えてゲノム中に存在する非常に類似、もしくは同一の塩基配列を「高度に保存されている」といい、そうした遺伝子を高度に保存された遺伝子といいます。

アミノ酸配列や塩基配列を使って、生物間または遺伝子の進化的道筋(系統)を解明することを分子系統解析解析と言い、全生物は共通の祖先から進化した、という仮説に基づいています。こうして系統樹を作っていくのですが、高度に保存された塩基配列は、系統樹をはるかにさかのぼっても変わりません。高度に保存された配列は大抵は、どのような生命体にも存在するタンパクでみられます。こうした高度に保存された塩基配列をたとえば大腸菌やマウスなどの実験しやすい生物で研究することで、ヒトにおけるタンパクの機能を解析し、疾患の発生機序(病原性)やそれに対する治療方法が開発されるなど医療への応用がなされてきました。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

 

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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