カウンセリングとは
カウンセリングとは訓練を受けたセラピストがあなたの話を聞き、感情的な問題に対処する方法を見つける手助けをする会話療法と定義されています。
カウンセリングでは何をするのか?
カウンセリングは、”talking therapies”(会話療法)の一つで、安全で秘密が守られた環境の中で、自分の問題や困難な感情について話し合うことができます。「自分の問題や困難な感情」は人によって様々な意味を持ちますが、一般的には、人々が生活の中で何かを変えたいと思ったときや、単に自分の考えや感情をより深く探求したいときに求めるプロセスです。
カウンセラーは、あなた(クライエント)を座らせて、何をすべきかを指示するためにいるのではありません。その代わりに、カウンセラーは、根本的な原因を明らかにするために、あなたを悩ませていることについて話すように促し、あなたの特定の思考方法を明らかにします。その後、カウンセラーは、あなたが問題を解決するための行動計画を立てたり、対処の仕方を見つける手助けをしたりします。
このため、カウンセリングは、型にはまった形式ではなく、各セッションは、通常、その人に合わせて行われます。まずは、「本当の問題」を明らかにするには本当のことをお話しいただかないといけないので、アイスブレーキングと言われる手法で関係ない会話から本題に進むなどの様々なテクニックが駆使されます。
医療カウンセリングの種類
精神科のカウンセリング(心理療法)、遺伝カウンセリングなどの医療カウンセリングがあります。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号