遺伝医学用語|コードする、コードしている
医学用語における「コードする」とは、ゲノムの中でタンパクに翻訳されて働く部分(遺伝子)の塩基配列を持っていることを指す。
生物を作るための指示が書かれているこの部分はゲノムのコーディング部分とも表現される。DNAコードは、たった4つの「文字」とその組み合わせ、4の3乗である64通りの「コドン」と呼ばれる3文字の「言葉」からなるシンプルな塩基記号で構成されている。
遺伝の生化学的基盤は、タンパク質の特定のアミノ酸配列を決定するDNAとRNAのコドンで構成されており、ほぼすべての既知の生命体に共通していると考えられている。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号