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DNA|コードする、コードしている(coding)とは?

DNAがコードしているとは

DNAコードしているとは、DNAの塩基配列が特定のアミノ酸の配列を指定し、それに基づいてタンパク質が合成されることを意味しています。生物の遺伝情報はDNAに保存されており、DNAの4種類の塩基アデニングアニンシトシンチミン)が特定の順序で並ぶことによって、タンパク質を構成するアミノ酸の順序が決定されます。この塩基の3つ組み合わせ(トリプレット)はコドンと呼ばれ、1つのアミノ酸を指定するコードとして機能します[2][7][8]。

このプロセスは、セントラルドグマとして知られており、「DNA→RNA→タンパク質」という流れで行われます。まず、DNAの塩基配列が転写によってRNA(特にメッセンジャーRNAmRNA)にコピーされます。その後、mRNA上のコドンが翻訳プロセスにおいてタンパク質のアミノ酸配列に変換されます。この過程で、DNAの塩基配列がアミノ酸の配列に「コードされる」と表現されるのです[1][4][5][6]。

遺伝子がコードするとはどのような意味か

遺伝子コードするとは、遺伝子の塩基配列が特定のタンパク質を構成するアミノ酸の配列を指定していることを意味します。このプロセスは、DNAの遺伝情報がタンパク質の合成に利用される方法を示しています。DNAの4種類の塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)が特定の順序で並ぶことによって、タンパク質を構成するアミノ酸の順序が決定されます。この塩基の3つ組み合わせ(トリプレット)はコドンと呼ばれ、1つのアミノ酸を指定するコードとして機能します。遺伝子がコードするという表現は、このようにDNAの塩基配列がタンパク質のアミノ酸配列に「翻訳」される過程を指します[3][4][7][8]。

non codingとは

Non-coding(ノンコーディング)とは、タンパク質をコードしないDNAまたはRNAの領域を指します。これらの領域は、タンパク質の合成に直接関与しないものの、遺伝子の発現調節や細胞の様々な機能に重要な役割を果たしています。ノンコーディングDNAは、遺伝子のプロモーターエンハンサーサイレンサー、インスレーターなどの調節領域を含み、これらは遺伝子の転写を制御するためのタンパク質の結合部位として機能します。また、ノンコーディングRNAncRNA)には、リボソームRNA(rRNA)、転移RNAtRNA)、マイクロRNAmiRNA)など、タンパク質に翻訳されないが機能的なRNA分子が含まれます[1][2][4][7][8]。

ノンコーディングDNAは、かつて「ジャンクDNA」と呼ばれ、機能がないと考えられていましたが、現在ではその多くが遺伝子の発現を調節するなどの重要な機能を持つことが明らかになっています。ヒトゲノムの約98%がノンコーディング領域であり、これらの領域は遺伝子発現の調節、クロマチン構造の維持、ゲノムの安定性維持など、多様な生物学的プロセスに関与しています[1][2][3][4][5][6][7][8]。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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