目次
上図は細胞質ダイニン-1とダイニン-2複合体の模式図です。軽中間鎖は六角形、中間鎖は楕円の延長、軽鎖は円で表示しています。ダイニン-1(左)には、ダイニン-2(右)にはない相互作用パートナーが見られます。NudCD3は両方の細胞質ダイニン複合体と会合しています。TCTEX1D2が複合体内で単量体として存在するのか、二量体として存在するのかは不明です。
ダイニン-2複合体とは?
## ダイニン-2複合体とは
ダイニン-2複合体は、細胞内での物質輸送に関与するモータータンパク質の一種です。ダイニンは、細胞内の微小管と呼ばれる構造に沿って物質を運ぶ役割を担っており、その運動はATPの加水分解によって駆動されます。ダイニン-2複合体は、特に繊毛内タンパク質輸送装置に関与しているとされています。
繊毛は細胞表面に存在する微細な突起であり、物質の輸送や信号伝達など多様な生物学的機能を持っています。繊毛内タンパク質輸送装置(IFT)は、繊毛の構築と維持に必要なタンパク質を輸送するためのシステムであり、ダイニン-2複合体はその中で重要な役割を果たしています。IFT装置は三つのタンパク質複合体(IFT-A複合体、IFT-B複合体、BBSome複合体)と二つのモータータンパク質(キネシン2とダイニン2複合体)を含み、これらが協働して繊毛内の物質輸送を行っています[6]。
ダイニン-2複合体は、微小管のマイナス端方向への運動を担うモータータンパク質であり、キネシンとは逆方向に物質を運ぶことが知られています[8]。ダイニンは、重鎖、中間鎖、軽鎖からなる複合体を形成し、その構造と機能は非常に複雑です。重鎖はモーター活性を担い、AAA+タンパク質ファミリーに属しています。ダイニンのモータードメインは、6個のAAA+ユニットからなるリング構造を形成し、ATP加水分解によって運動を行います[2][3][4]。
ダイニン-2複合体の研究は、繊毛の機能障害が原因で起こる疾患(繊毛病)の理解にも寄与しています。繊毛病は、繊毛の形成や機能に異常が生じることで、多様な臨床症状を引き起こす疾患群を指します。ダイニン-2複合体の機能不全は、繊毛の正常な形成や維持に影響を与え、結果として繊毛病の発症につながる可能性があります。
Dynein 2 complex subunits(ダイニン-2複合体)は、細胞内トランスポート、特に繊毛や鞭毛の運動に関与する分子モーター複合体です。これは、逆行性繊毛輸送(IFT)ダイニン複合体としても知られています。この複合体は、マイクロチューブに沿って力を発生させ、カーゴを移動させるために協力して作用するさまざまなサブユニットで構成されています。以下は、ダイニン-2複合体の主要なサブユニットです。
ダイニンヘビーチェーン2(DHC2): これはダイニンモーターコンプレックスの主要な力生成サブユニットです。化学エネルギーを機械的な仕事に変換するためのATPase活性を含んでいます。
ダイニン中間鎖(DIC): このサブユニットは、ダイニンヘビーチェーンを他のサブユニットに結びつけ、複合体に構造的なサポートを提供します。
ダイニンライト中間鎖(DLIC): DLICはDICと共に、ダイニン複合体の全体的な構造と安定性に寄与します。
ダイニンライトチェーン(DLC): DLCはダイニンの活動を調節するのに役立ちます。これらはカーゴに結合し、トランスポート中のカーゴの取り付けと解除において役割を果たすと考えられています。
ダイナクチン: ダイニンモーター自体の一部ではありませんが、ダイニンと頻繁に関連するアクセサリーコンプレックスです。ダイニンをカーゴやマイクロチューブに結合させ、ダイニン駆動のトランスポートの進行性を向上させます。
これらのサブユニットは協調して、細胞内で様々な構成要素をマイクロチューブに沿って運搬します。ダイニン-2は繊毛と鞭毛の組み立て、維持、機能において重要な役割を果たし、細胞内でのサイナル分子の輸送にも関与しています。ダイニン-2の異常はさまざまな繊毛病や他の遺伝性疾患と関連しています。
以上の情報から、ダイニン-2複合体は細胞内の物質輸送において重要な役割を果たすモータータンパク質であり、特に繊毛内タンパク質輸送装置の構築と機能において中心的な役割を担っていることがわかります。
- 参照・引用
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[1] www.cosmobio.co.jp/product/detail/cytoskeleton_news_201401-02.asp?entry_id=12483
[2] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/51/3/51_3_118/_pdf
[3] leading.lifesciencedb.jp/5-e001
[4] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/55/3/55_127/_pdf
[5] numon.pdbj.org/mom/176?l=ja
[6] seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900766/data/index.html
[7] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268.pdf
[8] kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18H02390/
[9] microscopy.or.jp/archive/magazine/44_2/pdf/44-2-93.pdf
[10] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268_abstract.pdf
[11] www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/91028
[12] www.motility.sci.osaka-cu.ac.jp/research/pdf/2015/YokoToyoshima.pdf
ダイニン-2複合体の構造
## ダイニン-2複合体の構造
ダイニン-2複合体は、細胞内トランスポートにおいて重要な役割を果たす分子モーター複合体であり、特に繊毛や鞭毛の運動に関与しています。この複合体は、マイクロチューブに沿って力を発生させ、カーゴを移動させるために協力して作用するさまざまなサブユニットで構成されています[5]。
● 主要なサブユニット
ダイニン-2複合体の主要なサブユニットには以下のものがあります[5]:
– ダイニンヘビーチェーン2(DHC2):力生成の主要なサブユニットで、ATPase活性を含んでいます。
– ダイニン中間鎖(DIC):ダイニンヘビーチェーンを他のサブユニットに結びつけ、複合体に構造的なサポートを提供します。
– ダイニンライト中間鎖(DLIC):DICと共に、ダイニン複合体の全体的な構造と安定性に寄与します。
– ダイニンライトチェーン(DLC):ダイニンの活動を調節し、カーゴの取り付けと解除において役割を果たします。
– ダイナクチン:ダイニンモーター自体の一部ではないが、ダイニンと頻繁に関連するアクセサリーコンプレックスです。
● 構造的特徴
ダイニン-2複合体は、細胞内でのサイナル分子の輸送にも関与し、繊毛と鞭毛の組み立て、維持、機能において重要な役割を果たします。ダイニン-2の異常はさまざまな繊毛病や他の遺伝性疾患と関連しています[5]。
クラミドモナスの外腕ダイニンは、分子量2MDaの大きなタンパク複合体であり、3つの重鎖と2つの中間鎖、約10ほどの軽鎖から構成されています。重鎖は約4500アミノ酸から成り、ダイニン同士が機械的につながっていることがわかっています。特に、βダイニン重鎖と隣の外腕ダイニンとの間に見られる「リンカー」が共通に観察されており、外腕ダイニン間だけでなく外腕ダイニンと内腕ダイニンの間にもリンカーが観察されています[1]。
細胞質ダイニンの構造は、長大なダイニン重鎖2本に複数のポリペプチド鎖が結合して構成されており、モータードメインと尾部からなります。ダイニン重鎖は、6個のAAA+ユニットが直列につながった構造を持ち、これらはリング構造(”AAAリング”)を形成します。このリング構造は、ATP加水分解モーターとしての機能を担います[3]。
● モーター機能と結晶構造
ダイニンはATPに依存して微小管の上を滑り運動するモータータンパク質であり、そのモータードメインの結晶構造が研究されています[4]。ダイニンの中心部分は6つのAAA+ドメインが環状に集まってできており、これはAAA+プロテアーゼの中でタンパク質の折りたたみをほどく動力を供給しているエンジンに似ています[7]。
● 疾患との関連
ダイニン複合体は、神経変性疾患とも関連があり、ダイニンの機能に影響を与える変異がいくつか同定されています。これらの変異は、ダイニンとダイナクチンとの親和性だけでなく、発現や集合、ダイニン複合体を構成するタンパク質サブユニットの相互作用も変化させることが知られています[2]。
ダイニン-2複合体の構造と機能に関する研究は、細胞内トランスポートの理解を深めるだけでなく、繊毛病や神経変性疾患などの治療に向けた基礎知識を提供することが期待されています。
- 参照・引用
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[1] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/48/6/48_6_325/_pdf
[2] www.cosmobio.co.jp/product/detail/cytoskeleton_news_201401-02.asp?entry_id=12483
[3] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/51/3/51_3_118/_pdf
[4] leading.lifesciencedb.jp/5-e001
[6] www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/91028
[7] numon.pdbj.org/mom/176?l=ja
[8] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268_abstract.pdf
ダイニン-2複合体の機能
ダイニン-2複合体は、細胞内での物質輸送や細胞の構造維持に重要な役割を果たすモータータンパク質です。この複合体は、細胞の微小管上をマイナス端方向に移動することで、細胞内のさまざまな物質を運搬します。特に、繊毛や鞭毛の構造と機能の維持、細胞分裂時の染色体の移動、神経細胞での物質輸送など、生命活動において基本的かつ重要なプロセスに関与しています。
ダイニン-2複合体は、キネシンとともに細胞内の主要な分子モーターの一つであり、キネシンがプラス端方向に物質を運搬するのに対し、ダイニンはマイナス端方向への運搬を担います。このように、ダイニンとキネシンは微小管上での物質輸送を担うことで、細胞内の物質の正確な位置への配送と細胞機能の調節を可能にしています。
また、ダイニン-2複合体は、IFT(Intraflagellar Transport)装置の一部としても機能します。IFT装置は、繊毛や鞭毛内でのタンパク質輸送を担い、繊毛の成長や維持に必要なタンパク質を運搬することで、これらの細胞小器官の正常な機能を支えています[7]。
さらに、ダイニン-2複合体は、細胞質ダイニンとしても知られ、細胞内輸送、細胞の核分裂、神経組織の構築など多様な役割を担っています。細胞質ダイニンは、複数の制御タンパク質と共同して作用し、ダイニンの運動活性を大きく変化させることができます。このように、ダイニン-2複合体は、細胞内での物質輸送の制御において中心的な役割を果たしており、生命現象の理解を深める上で重要なタンパク質複合体です[5]。
- 参照・引用
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[1] www.cosmobio.co.jp/product/detail/cytoskeleton_news_201401-02.asp?entry_id=12483
[2] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/51/3/51_3_118/_pdf
[3] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/55/3/55_127/_pdf
[4] leading.lifesciencedb.jp/5-e001
[5] www.motility.sci.osaka-cu.ac.jp/research/pdf/2015/YokoToyoshima.pdf
[6] kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18H02390/
[7] seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900766/data/index.html
[8] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268_abstract.pdf
ダイニン-2複合体の機能不全
ダイニン-2複合体の機能不全は、細胞内の物質輸送や繊毛の運動に関わる重要な役割を果たしているため、その不全は多様な生物学的プロセスに影響を及ぼす可能性があります。ダイニンは、細胞内での物質輸送を担うモータータンパク質であり、微小管上を動くことで細胞内の様々な物質を運搬します。この運搬機能は、神経細胞の成長因子やmRNA、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβタンパク質の前駆体の輸送など、細胞の生存と病態に密接に関連しています[6]。
ダイニン-2複合体の機能不全は、原発性線毛運動不全症(PCD)などの遺伝性疾患の原因となることが知られています。PCDは、線毛の構造異常によって線毛の運動が損なわれる疾患であり、慢性の呼吸器感染症、副鼻腔炎、耳感染症、不妊症などの症状を引き起こします[11][16]。ダイニン-2複合体の機能不全は、線毛の運動性異常や精子の運動性異常、男性不妊症などにも関連していることが示唆されています[11]。
また、ダイニン-2複合体の機能不全は、神経変性疾患とも関連があるとされています。例えば、ダイニンの変異は、アルツハイマー病(AD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、球脊髄性筋萎縮症(SBMA)などの神経変性疾患と関連していると報告されています[4]。
ダイニン-2複合体の機能不全による影響は、線毛の構造と機能に関わる多くの遺伝子の変異によって引き起こされることが知られており、これまでに多数の原因遺伝子が同定されています。これらの遺伝子には、ダイニンに関わる変異が多く含まれており、DNAH5、DNAI1、DNAH11、TXNDC3、DNAI2などが特に高頻度で変異していることが報告されています[11]。
ダイニン-2複合体の機能不全に関する研究は、疾患の原因の解明や治療法の開発に向けて重要な意味を持ちます。特に、ダイニンの構造や運動メカニズムの解明は、疾患の発症機構を理解する上での重要なステップとなります[1][8]。また、ダイニンの活性化機構の解明は、疾患の原因であるダイニンの運動機能不全を理解する上での重要な進展となります[18]。
- 参照・引用
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[1] resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2015/20150914_1
[2] www.nict.go.jp/press/2014/09/30-1.html
[3] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/48/6/48_6_325/_pdf
[4] www.cosmobio.co.jp/product/detail/cytoskeleton_news_201401-02.asp?entry_id=12483
[5] www.oist.jp/ja/news-center/news/2023/10/31/exploring-neurons-molecular-highways-how-key-protein-regulates-neuronal-health
[6] www.jst.go.jp/pr/announce/20150914/index.html
[7] www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi/38/3/38_245/_pdf
[8] resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2012/20120302_2
[9] seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2021.930494/data/index.html
[10] seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900766/data/index.html
[11] genetics.qlife.jp/diseases/primary-ciliary-dyskinesia
[12] www.res.titech.ac.jp/news/post_25.html
[13] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268.pdf
[14] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/61/1/61_020/_pdf
[15] www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2024/files/35231.pdf
[16] www.jstage.jst.go.jp/article/kokyurinsho/4/6/4_e00103/_pdf/-char/ja
[17] www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/154/4/154_186/_pdf
[18] www.riken.jp/press/2015/20150112_1/index.html
[19] kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18012041/
ダイニン-2複合体をターゲットとした研究開発
ダイニン-2複合体は、細胞内での物質輸送や繊毛内輸送において重要な役割を果たすモータータンパク質です。この複合体は、細胞の様々な生理的プロセスに関与しており、その機能や構造に関する研究は生命科学のみならず、医学や薬学の分野においても重要な意義を持ちます。
● 研究の背景
ダイニン-2複合体は、特に繊毛内輸送において重要な役割を担っています。繊毛は、細胞表面に存在する微細な突起であり、物質の感知や運動、細胞間のシグナル伝達などに関与しています。ダイニン-2複合体は、繊毛内でのタンパク質やその他の分子の逆行性輸送(繊毛の先端から基部への輸送)を担っており、繊毛の形成や維持に不可欠です[9][16]。
● 研究の進展
ダイニン-2複合体の構造や機能に関する研究は、近年、特に進展しています。例えば、クラミドモナスを用いた研究では、ダイニン-2複合体の繊毛内輸送の再構成に成功しており、この複合体の活性化メカニズムの解明に向けた重要な一歩となっています[14]。また、微小管結合によるダイニン・ダイナクチン複合体の活性化機構の解明に関する研究も行われており、ダイニンの運動メカニズムの理解を深めることが期待されています[10][15]。
● 研究の意義
ダイニン-2複合体に関する研究は、基礎生物学のみならず、医学や薬学の分野においても大きな意義を持ちます。繊毛の異常は、多くの疾患(繊毛病と呼ばれる)に関連しており、ダイニン-2複合体の機能不全はこれらの疾患の原因の一つと考えられています。したがって、ダイニン-2複合体の機能や調節メカニズムの解明は、繊毛病の治療法開発につながる可能性があります。
● 今後の展望
ダイニン-2複合体に関する研究は、まだ多くの未解明の問題を抱えています。特に、複合体の詳細な構造解析や、繊毛内輸送における具体的な役割、さらには細胞内での調節メカニズムなど、解明すべき課題は多岐にわたります。今後、これらの課題に対する研究が進むことで、ダイニン-2複合体の理解が深まり、繊毛病をはじめとする様々な疾患の治療法開発に貢献することが期待されます。
- 参照・引用
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[1] www.nict.go.jp/press/2014/09/30-1.html
[2] www.cosmobio.co.jp/product/detail/cytoskeleton_news_201401-02.asp?entry_id=12483
[3] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/48/6/48_6_325/_pdf
[4] microscopy.or.jp/archive/magazine/44_2/pdf/44-2-93.pdf
[5] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/55/3/55_127/_pdf
[6] www.motility.sci.osaka-cu.ac.jp/research/pdf/2015/YokoToyoshima.pdf
[7] www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/91028
[8] www.nig.ac.jp/nig/ja/2022/08/research-highlights_ja/rh20220711.html
[9] www.pharm.kyoto-u.ac.jp/physchem/
[10] kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18H02390/
[11] www.titech.ac.jp/news/2018/043123
[12] seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900766/data/index.html
[13] www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/61/1/61_020/_pdf
[14] kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K21378/
[15] kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-18H02390/18H02390seika/
[16] www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/154/4/154_186/_pdf
[17] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268_abstract.pdf
[18] kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-20K21378/20K21378seika.pdf
[19] repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/8025/files/A31268.pdf
Dynein 2 complex subunitsに属する遺伝子
DYNC2H1
DYNC2I1
DYNC2I2
DYNC2LI1
DYNLL1
DYNLL2
DYNLRB1
DYNLRB2
DYNLT1
DYNLT2B
DYNLT3




