

タンパク質はアミノ酸がペプチド結合(-NH-X-CO-NH-X-CO-NH-、ペプチド鎖)で連なっているが、ペプチド鎖中のH(水素)とO(酸素)は水素結合で引き合う性質があり、これがタンパク質の形を決める大きな要因となっている。
ペプチド鎖が伸びた状態でつながり、これらが数本平行または逆平行に重なった際に、あるペプチド鎖のC=O基のOと隣のストランドのN-H基のHが水素結合して出来たプリーツシート(ひだ状の板)構造をβシート(構造)とよぶ。
βシートは、βストランドから形成される二次構造のうち、より広いタイプのものである。ストランドは、タンパク質の骨格が通常4~10残基の範囲で「ジグザグ」に動いている。単一のβストランドはエネルギー的に好ましくない。しかし、2つの異なるβストランド上の残基間の水素結合のパターンによって特徴づけられるβシートを形成することができる。第1鎖の残基iは、第2鎖の残基jと水素結合を形成する。1本目のi+2が2本目のj+2に結合する場合(平行βシート)と、1本目のi+2が2本目のj-2に結合する場合(反平行βシート)である。ヘリックスの場合とは異なり、βシートでは水素結合残基の配列が離れている場合がある。ほとんどのβシートは2本以上のストランドから形成されている。一般的に、βストランドと-シートはEの文字で略される。
この記事の監修・執筆者:仲田 洋美
(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)
ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。
ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。
また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。
出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。
日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。