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静岡県でNIPT(新型出生前診断)が受けられる医院一覧と選び方のポイント

目次

NIPTとは妊婦の採血で赤ちゃんの13トリソミー18トリソミー21トリソミー染色体異常微小欠失症候群その他の染色体異常、遺伝子異常を知ることができる検査です。
静岡県でNIPT新型出生前診断)を提供している医院を調査しました。認証施設と非認証施設の違いや、医院選びのポイントについても解説します。

また、東京ミネルバクリニックのNIPTは妊娠6週から受けていただくことができます。オンラインNIPTは来院不要で、ご自宅近隣で完結できる新しいNIPTのカタチです。あわせてご確認ください。

静岡県でNIPTが受けられるクリニック一覧

まずは、静岡県でNIPTが受けられる医院をご紹介します。

施設名認証/非認証提携先検査
可能週
専門
分野
遺伝
カウセ
費用13,18,21
染色体基本検査
全染色体微小欠失性別結果まで住所電話番号
長崎大学病院認証10週遺伝11万3,300円2〜3週間長崎市
坂本1丁目7-1
095-819-7548
佐世保市
総合医療センター
認証10週遺伝11万3,300円2週間佐世保市
平瀬町9-3
0956-22-8560
三浦産婦人科認証10週遺伝8万2,500円2週間西彼杵郡時津町
野田郷25番地1
095-882-7000
山崎産婦人科医院認証10週遺伝2〜3週間島原市湊町3500957-64-1103
渕レディスクリニック認証10週遺伝10万円1~2週間
(平均6.6日)
長崎市
麹屋町2-16
095-822-1103
長崎医療センター認証10週遺伝2〜3週間大村市久原
2丁目1001-1
0957-52-3121
平石クリニック
長崎提携院
非認証平石クリニック10週内科19万8,000円〜最短3日諫早市東本町3-13
三村医院内
0120-220-944
東京美容外科
長崎諫早院
非認証DNA先端医療10週美容19万8,000円〜最短3日諫早市東本町3-13
三村医院内
0120-330-987

順天堂大学医学部附属静岡病院(認証)

カウンセリング料として1万円、NIPTの検査は15万円、検査説明は5,000円が必要となります。採血から検査結果を受け取るまでの日数は1〜2週間です。検査結果が「陽性」であった場合には、羊水細胞を用いた確定診断が必要です。また「判定保留」の場合には、その後の対応について再度相談する必要があります。

住所 静岡県伊豆の国市長岡1129番地
アクセス こちら
Tel 055-948-3111
予約 かかりつけの医療機関から
NIPT外来(水曜午後)を予約
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 15万円
結果まで 1〜2週間
URL こちら

浜松医科大学医学部附属病院(認証)

1回目の受診で約9,000円、2回目以降の受診でNIPTを受ける場合の費用は20万円です。遺伝カウンセリング費用、羊水検査が必要な場合の羊水検査費用を含みます。2回目の受診以降、追加の費用は発生しません。

住所 静岡県浜松市東区半田山一丁目20番1号
アクセス こちら
Tel 053-435-2111
予約 ・かかりつけの方:産科外来でNIPTを希望する旨を担当医師へ
・かかりつけ以外の方:かかりつけの医療機関を通して10週6日までに受診できるように予約
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 20万円
結果まで 2週間
URL こちら

聖隷浜松病院(認証)

NIPTの検査自体は20万円、遺伝カウンセリングの費用として別途9,000円です。
非確定検査(NIPT、コンバインド検査、クアトロ検査)の後に確定検査として行う場合は7万円、認可外施設で非確定検査を受けた後に行う場合は20万円となります。
初診以降出産まで聖隷浜松病院院で妊婦健診を受け、分娩される方しかNIPTを受けることはできません。

住所 静岡県浜松市中区住吉2-12-12
アクセス こちら
Tel 053-474-2222
予約 産科外来を受診(妊娠12週頃までに受診)
受診時に担当医へ出生前検査希望の旨を伝える
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 20万円
結果まで 2週間
URL こちら

浜松医療センター(認証)

検査前遺伝カウンセリングは1万1,000円、NIPT費用は18万9,000円です。NIPT費用は、結果開示、検査陽性や判定保留の遺伝カウンセリング、および羊水検査にかかる費用を含みます。NIPTを実施できる方は原則として浜松医療センターで分娩される方、検査前後の遺伝カウンセリングにパートナーが同席できる方、検査日が妊娠10週以降14週6日までであること、 多胎妊娠ではないこととなります。

住所 静岡県浜松市中区富塚町328
アクセス こちら
Tel 053-453-7111
予約 ・かかりつけの方:産婦人科外来から周産期遺伝外来の予約をとり受診
・他院で妊婦健診を受けている方:かかりつけの医療機関を通して周産期遺伝外来の予約をとり受診
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 18万9,000円
結果まで 2-3週間後
URL こちら

たむらウィメンズクリニック(認証)

検査日時は第1、第3土曜日の14時から16時です。初診料として通院中でない方は3,300円、NIPT検査料17万6,000円、カウンセリング料1万千円円(検査前・検査後の結果開示、説明を含む)がかかります。NIPTを受ける条件として検査前後の遺伝カウンセリングにパートナーが同席できる方、妊娠10週0日以降の方、個人情報保護法のもと、匿名化したデータ公表を行うことに同意いただける方、と指定されています。

住所 静岡県静岡市駿河区片山3-3
アクセス こちら
Tel 054-289-1111
予約 かかりつけ医よりFAXで予約
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 17万6,000円
結果まで 約2週間
URL こちら

静岡済生会総合病院(認証)

遺伝カウンセリングとして1回目は1時間につき 5,000円、2回目以降は1時間につき 2,500、それ以降は30分につき 2,500円かかります。NIPT費用は19万8千円で羊水検査は単胎15万円、双胎30万円ですが、NIPTが陽性となった場合羊水検査費用はかかりません。結果は原則夫婦で来院をお願いしています。 陽性、もしくは判定保留であった場合は、基幹施設の遺伝専門医によるカウンセリングを受けていただいています。

住所 静岡県静岡市

駿河区小鹿1丁目1番1号

アクセス こちら
Tel 054-285-6171
予約 検査希望を受診時に伝える

他の医療機関に通院中の方は紹介状が必要

検査内容 13,18,21トリソミー
料金 19万8,000円
結果まで 約10日
URL こちら

富士宮市立病院(認証)

事前カウンセリングとして1万2,100円、検査料6万500円、検査結果説明6,050円がかかります。妊娠10週から16週の妊婦が対象です。
NIPTに関する診察を受ける妊婦さんに条件があるので、事前の確認が必要です。

住所 静岡県富士宮市錦町3番1号
アクセス こちら
Tel 0544-27-3151
予約 ・かかりつけではない方:かかりつけ医を既に受診されている方は、かかりつけの医師から紹介予約を行っていただく
・かかりつけの方:産婦人科の医師へ相談。
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 6万500円
結果まで 調査中
URL こちら

JA静岡厚生連 遠州病院(認証)

検査前カウンセリング費用(11,000円)とNIPT費用(18万9,000円)を合わせて20万円です。NIPT費用には、検査料金、検査結果開示のときの検査前カウンセリング、検査結果が陽性であったときの羊水染色体検査、検査結果が判定保留であったときに行う再検査あるいは羊水染色体検査の費用が含まれます(追加費用はありません)。検査前カウンセリング(11,000円)のみの受診も可能です。

住所 静岡県浜松市中区中央一丁目1番1号
アクセス こちら
Tel 053-453-1111
予約 ・通院中の方:検査の希望を伝える
・他の病院に通院中の方:かかりつけの医療機関を通して予約をとる
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 18万9,000円
結果まで 約2週間
URL こちら

平石クリニック 浜松砂山町提携院(非認証)

妊娠9週以降の単胎妊娠、双胎妊娠の方が検査可能です。年齢制限はありません。陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額負担してもらえます。1回のご来院のみで採血が可能で、検査結果も採血から最短3日でお伝えすることができます。平日は忙しくされている方でも土日での検査も受け付けています。当院では出生前診断には不可欠の認定遺伝カウンセラーが在籍しております。検査前の不安な気持ちの解消や、陽性の結果がでたときも無料で相談できます。

住所 静岡県浜松市中区 砂山町329-1

グランドガーデン ボンサンテ1階A

アクセス 浜松駅南口 徒歩3分
Tel 0120-777-923
予約 電話またはWEB
検査内容 ・13,18,21染色体基本検査
・全染色体
・微小欠失
・胎児の性別
料金 A 基本検査
19万8,000円(税込)
B 全染色体検査
23万1,000円(税込)
C 微小欠失検査
25万3,000円(税込)
結果まで 最短3日
URL こちら

BFLクリニック(非認証)

NIPT JAPANの提携院です。全染色体検査、微小欠失症検査、性別検査が受けられます。年齢制限はありません。週末も検査ができ、採血時の1回だけの診察で一人での検査も可能です。同伴者の必要はありません。
NIPT検査の費用は16万5,000円から(性別判定含む)で、多くの方が受けている全染色体検査+微小欠失症検査は19万8,000万円(性別判定含む)となります。

住所 静岡県静岡市駿河区中田1丁目4-5
ウイステリア中田1F
アクセス こちら
Tel 0120557016
予約 電話またはWEB
検査内容 ・13,18,21染色体基本検査
・全染色体
・微小欠失
・胎児の性別
料金 (A)16万5,000円(税込)
※基本検査
(B)17万6,000円(税込)
※全染色体検査
(C)19万8,000円(税込)
全染色体+微小欠失検査
結果まで 採血後10日間程度
URL こちら

AGAスキンクリニック静岡院(非認証)

DNA先進医療株式会社の提携院です。認定遺伝カウンセラーに無料で相談することができますが、臨床遺伝専門医ではないのでご注意ください。妊娠9週からNIPTを受けることができます。

住所 静岡県静岡市葵区御幸町6 静岡セントラルビル7F
アクセス こちら
Tel 0120330987
予約 電話またはWEB
検査内容 ・13,18,21染色体基本検査
・全染色体
・微小欠失
・胎児の性別
料金 ・基本検査:
19万8,000円(税込)
・全染色体検査:
23万1,000円(税込)
・全染色体+微小欠失検査
25万3,000円(税込)
結果まで 最短3日
URL こちら

AGAスキンクリニック浜松院(非認証)

DNA先進医療株式会社の提携院です。

住所 静岡県浜松市中区板屋111-2
浜松アクトタワー4F
アクセス こちら
Tel 0120330987
予約 電話またはWEB
検査内容 ・13,18,21染色体基本検査
・全染色体
・微小欠失
・胎児の性別
料金 ・基本検査:
19万8,000円(税込)
・全染色体検査:
23万1,000円(税込)
・全染色体+微小欠失検査
25万3,000円(税込)
結果まで 最短3日
URL こちら

認証施設と非認証施設の違い

認証施設とは出生前検査認証制度等運営委員会が2022年2月に公表した「NIPT 等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に記載されている条件を満たした施設です。
一方、非認証施設は、委員会には認証されていない施設となります。非認証と聞くと違法なのかと思われるかもしれませんが、決して違法ということではなく検査の精度も変わりません。認証施設と非認証施設の違いは以下のとおりです。

認証施設とは

認証施設には基幹施設と連携施設があります。基幹施設は、産婦人科専門医と小児科専門医師が常時勤務していることが必要で、この医師のどちらかが臨床遺伝専門医の資格を有していなければなりません。
また、医師以外の認定遺伝カウンセラーもしくは遺伝看護専門看護師が在籍していることが望ましいとされるなど、人的環境が整っていることが求められます。

一方で、連携施設にはこういった決まりはなく、産婦人科専門医の常駐を必須としているのみです。そのため、陽性であった場合に連携施設での出産は難しくなります。
また、検査結果が陽性であった場合の確定検査は必ず基幹施設で行わなければなりません。検査の結果によっては基幹施設へ行かなければならないということも踏まえたうえで、施設を検討するとよいでしょう。

認証施設では、検査の精度が十分に検証されている21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーの3つを調べる基本検査以外は行われておりません。また、遺伝カウンセリングが必須で実施されており、NIPTの受検前、採血、NIPTの結果通知の計3回病院へ通う必要があります。その際は夫婦揃って受ける必要があり、予定を立てるのが難しくなるケースも見られます。
施設によっては該当施設での分娩予定がなければ受けられないこともありますし、かかりつけ医の紹介状が必要となるなど予約がなかなか難しいという点も認証施設の特徴です。

非認証施設とは

非認証施設とは出生前検査認証制度等運営委員会に承認されていない施設のことです。つまり、認証施設のように医師の配置などが求められていないという点が特徴です。しかし、検査の精度についてはまったく問題なく、認証施設さながらの検査が受けられます。違法ということもないため、安心して検査を受けていただいて構いません。
非認証施設の特徴は基本検査である

.の3つ以外にもさまざまな検査を受けられることです。そのため、受けたい検査を認証施設で受けられないという場合には選択肢として挙げられるでしょう。
ただし、非認証施設には臨床遺伝専門医が在籍していないため、遺伝カウンセリングを受けられないことがほとんどです。NIPTにおける疑問点などを解消できずに検査を受けてしまうケースもあります。

NIPTを受けるメリット

NIPTは妊娠早期に検査が可能で、採血による検査方法は痛みが少なく、結果の信頼度も高い検査です。以下では、NIPTのメリットとして精度が高いこと、早期受検が可能であること、流産リスクがないことを詳しく解説していきます。

精度が高い

NIPTの検査結果は「陽性」「陰性」「判定保留」として出ます。「陰性」の結果であった場合は、99%確実です。また、判定結果が「陽性」だったにもかかわらず出産後に実際は病気がなかった「偽陽性」、その逆の「偽陰性」、ともに発生件数が少ないことも特徴です。これらのことから、NIPTの検査精度、信頼性が高いといわれています。

「陽性」の結果が出た場合は、妊婦の年齢によって的中率が異なります。

21トリソミーの陽性的中率は30歳で85.28%ですが、35歳で93.58%、40歳で98.20%と年齢が上がるほどに的中率が高くなっていきます。

NIPTは非確定的検査のなかでも精度、信頼度ともに高い検査ですが、あくまでも非確定的検査であるため、「陽性」の結果であった場合は確定的検査である絨毛検査、羊水検査を受けることが推奨されています。

早期受検が可能である

NIPTは妊娠早期から検査が受けられることも特徴の一つです。

受検を希望する方は、妊娠9~10週以降に10~20mlの血液を採取します。検査から結果が出るまでの期間は1~2週間です。

母体血清マーカーは妊娠15~20週、コンバインド検査は妊娠11~13週に検査が可能です。

NIPTは妊娠9週に受けた場合、妊娠11週には結果が出ています。

こうして妊娠早期に検査を受けることができると、

その後の妊娠生活を安心して過ごすことができる、結果を受け入れるまでの時間を十分に確保できる、夫婦で話し合う時間を多く持てるなどのその後の妊娠生活によい影響を与えることができます。

流産リスクがない

NIPTは赤ちゃんや子宮付近での検査は行わず、採血のみで結果がわかります。

そのため、流産のリスクがありません。

確定診断である羊水検査では0.2~0.3%程度、絨毛検査では1%程度の割合で流産のリスクがあるといわれています。これは、羊水検査、絨毛検査の検査が赤ちゃんに近い場所で行われることに原因があります。羊水検査、絨毛検査は、超音波を使って胎盤と赤ちゃんの位置を確認しながら、妊婦さんのお腹に針を刺し、羊水、絨毛を採取します。その際に羊水が流出してしまったり、針を刺した刺激で子宮が収縮してしまったりするなど、さまざまな要因で流産が起こってしまいます。

NIPTを受けるデメリット

NIPTは検査の精度が高いなどメリットが多い検査ですが、デメリットも存在します。

それは、検査費用と受検可能時期が限定的であることです。

検査費用は他の非確定検査に比べると高額な金額となっています。

検査が受けられる時期も、妊娠9週から検査が受けられることがメリットでしたが、検査が受けられる期間は妊娠15週頃までです。

メリットとデメリットを十分理解した上で、NIPTを選択するか、他の非確定検査を選択するか決定することが重要です。。

他の非確定的検査より費用が高い

NIPTの検査のデメリットは他の非確定的検査より費用が高いことです。

検査名 検査時期 検査費用
NIPT 妊娠9〜10週以降 10万〜20万円
コンバインド検査 妊娠11〜13週以降 5,000円〜5万円
母体血清マーカー検査 妊娠15〜20週 2〜3万円

上記のとおり、他の非確定的検査と比べると検査費用は高く、保険適用外のため、全額自己負担となります。
金銭的な負担は大きいですが、検査の種類によりわかる病気が異なり、検査の精度は高いため、他の非確定的検査の特徴もふまえて、検討してください。

受検できる期間が限定的である

NIPTは妊娠9~10週と早期から検査を受けることが可能ですが、検査を受けられる期間が妊娠15週ごろまでとなっています。そのため、妊娠が発覚した時期が妊娠16週以降であった場合は、NIPTを受検することが難しくなります。

その他の検査の検査可能期間はこちらです。

胎児精密超音波検査 妊娠11~13週
コンバインド検査 妊娠11~13週
母体マーカー検査 妊娠15~17週
絨毛検査 妊娠11~14週
羊水検査 妊娠15~18週

NIPTは上記の検査に比べると検査可能期間は長い検査といえます。

しかし、検査可能な15週以降に検査を希望した場合に選択できる非確定検査は母体血清マーカー検査のみとなります。

医院選びのポイント

NIPTを受けられる病院には、認証施設と非認証施設の2種類があります。認証施設・非認証施設と聞くと、認証を受けているほうが良い印象を受けますが、実際には優劣はなく、どちらの施設にもメリットとデメリットがあります。

そして、NIPTを認証施設か非認証施設のどちらで受けるかどうかは、妊婦さんの年齢や身体の状態、求めている検査内容によって異なります。それぞれの特徴を把握し、自分の目的に合わせた施設を選ぶようにしましょう。

遺伝カウンセリングを実施しているか

遺伝カウンセリングがあるかどうかが、認証施設と非認証施設の最も大きな違いです。
認証施設ではNIPT検査前と結果告知時の遺伝カウンセリングは必須となっているため必然的に受けることができます。

非認証施設では一部しか遺伝カウンセリングを実施していません。その理由として非認証施設のほとんどで臨床遺伝専門医などの専門家が在籍しておらず、遺伝子に関する説明ができないためです。

遺伝カウンセリングとは臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーが遺伝に関する知識を説明したり、遺伝に関わる悩みや不安に寄り添ったりすることを目的とし、NIPTを受ける上での悩みや不安の解消、陽性判定が出た際の適切な説明や心のケアを行ってくれます。
専門家によるアドバイスやフォローを受けることで、より良い選択ができるでしょう。

陽性判定時のアフターフォローは受けられるのか

認証施設では、陽性判定が出た場合すみやかに羊水検査や絨毛検査などの確定検査を受けることができます。また、病院によっては確定検査の費用は無料としている場合もあります。
確定検査を受けるべきかどうかなどの相談も遺伝カウンセリングで解消できます。

非認証施設の場合、遺伝カウンセリングがなく妊婦さんがパニックに陥ってしまったり、落ち込んでしまったときのフォローができず、不安定な心理状態で自分で確定検査を受けるための医院を探さなければなりません。
確定検査の費用も新たに発生しますが、費用を負担してくれる非認証施設もあるため事前の調査が重要となります。

受けたい検査を受けられるのか

認証施設で調べられる染色体異常は13,21,18トリソミーの基本検査しか受けることができません。
しかし非認証施設ではそれ以外のさまざまな染色体異常や病気のことを調べることができます。調べられる染色体異常に制限はなく、13,21,18トリソミーの3つのトリソミー以外にも、幅広い染色体異常や性別を調べることができますが、病院によって調べられる病気の種類や数に違いがあります。
それぞれの施設のホームページや、電話で問い合わせをして確認しましょう。

自宅から近いか

NIPTが受けられる時期は妊娠初期で悪阻と重なる人も多いです。自宅から遠方の医院を選ぶと妊婦さんに負担がかかってしまいます。検査項目やサービス面が良いことも医院選びの1つの指標ですが、できるだけ近い医院で受けられることが理想的です。
最近ではオンラインでの遺伝カウンセリングを実施しているクリニックもあるため、活用しましょう。

ミネルバクリニックの診療メニュー

ミネルバクリニックの基本プランは、「スーパーNIPT ベーシック」と「カリオセブン」です。基本プランのほかに、3種類のオプション(プラス、ジーンプラス、デノボ)を追加したさまざまなプランがあります。

ミネルバクリニックでは、受検方法を「対面」と「オンライン」から選択することができます。対面の場合、来院回数は検査を受けるための1回だけです。オンラインの場合、検査を自宅近くの医療機関で受けることが可能なため、1度も通院せずに結果を受け取ることができます。。受検後は遺伝子専門医によるサポート体制もしっかりとしているため、安心して検査を受けることができます。

スーパーNIPTベーシック

スーパーNIPTベーシックでは、基本検査(13,18,21トリソミー)、性別、性染色体の数の異常がないか検査します。

「スーパーNIPT」は第3世代のNIPTで、国内で唯一ミネルバクリニックのみ採用している検査方法です。(2024年1月時点)胎児と母体の染色体を区別して検査することができることが、第1,2世代の検査方法とは大きく異なる点となっています。胎児と母胎の染色体を区別できるため、より検査精度が正確になり、基本検査、微細欠失症候群の偽陰性がゼロです。妊娠9週0日から検査が受けられ、希望があれば6週からも検査可能です。

検査できること

・基本検査(13,18,21トリソミー)
・性別
・性染色体の数の異常の有無

料金

17万6,000円

カリオセブン

カリオセブンの検査内容は、基本検査(13,18,21トリソミー)、性別、性染色体の数の異常の有無、全染色体、7Mb検査、9疾患です。第2世代のNIPTで、検査項目が多いことが特徴です。
染色体異常検出率は99.1%と高く、確定診断である絨毛検査、羊水検査ともほぼ変わらない検出率となっています。
カリオセブンは妊娠9週以上で受検が可能です。しかし、妊婦の年齢が35歳以上であることや母体血清スクリーニングの結果が陽性であるなど、受検のための条件があります。カリオセブンの受検を検討している方は、自身が条件に当てはまるかを確認しましょう。

検査できること

・基本検査(13,18,21トリソミー)
・性別
・性染色体の数の異常の有無
・全染色体
・7Mb検査
・微小欠失症候群9疾患

料金

・26万4,000円

プラス

プラスは、微小欠失4疾患を調べるオプション検査です。スーパーNIPTに追加する形で検査を行います。
微小欠失とは、妊婦の年齢にかかわらず誰にでも起こる可能性のある、染色体の一部分がなくなる変異です。出生後は心臓の疾患や免疫低下による重症感染症を繰り返すことが多いといわれており、確率は1/2000です。

検査できること

・基本検査(13,18,21トリソミー)
・微小欠失4疾患

料金

スーパーNIPTプラス 19万8,000円
スーパーNIPTプラスペアレントコンプリート 33万円

ジーンプラス

ジーンプラスは、微小欠失4疾患、両親由来の100種類の遺伝子における2,000の病的変異を調べるオプションです。
両親が病的遺伝子を持っているが発症していない場合、産まれてくる赤ちゃんが発症してしまう可能性があります。また、突然変異から発症することもあります。
ジーンプラスではそのどちらも調べることが可能です。検査は、父親、母親ともに採血を受ける必要があります。

検査できること

・基本検査(13,18,21トリソミー)
・微小欠失4疾患
・両親由来(100疾患)

料金

スーパーNIPTジーンプラス 23万6,500円
スーパーNIPTジーンプラスペアレントコンプリート 35万2,000円
コンプリートNIPT 38万5,000円
コンプリートNIPTデノボプラス 44万円

デノボ

デノボは、父親由来の44種類の新生突然変異を調べるオプションです。
新生突然変異の発症リスクは父親の年齢に関係するといわれており、発生確率は1/600です。25種類の遺伝子の病的変異について検査し、そこから骨格異常、先天性心疾患、自閉症スペクトラム・てんかん・知的障害などの神経発達障害、先天重複奇形症候群などが起こる可能性を調べることができます。

検査は、父親の口腔粘膜の採取、母親の採血と、両親ともに検査を受ける必要があります。
2023年6月時点で、父親側のNIPTを行っているのはミネルバクリニックのみです。

検査できること

父方由来(44疾患)

料金

デノボプラス 35万2,000円
ペアレントコンプリート 30万8,000円
スーパーNIPTプラスペアレントコンプリート 33万円
スーパーNIPTジーンプラスペアレントコンプリート 35万2,000円
コンプリートNIPTデノボプラス 44万円

国内で唯一・スーパーNIPTが受検可能

東京のミネルバクリニックでは最先端のスーパーNIPTが受けられます。スーパーNIPTとは、第3世代NIPTのことで、世界特許の最新技術である「DMRエンリッチメント法」を使用している精度の高さがポイントです。
第1世代や第2世代では母子のDNAをサイズでしか区別して測定できず、第二世代においては20%の割合で偽陽性の診断が出てしまっていました。しかし、第3世代のスーパーNIPTならばDNAのメチル化を指標することで、より正確に区別することができるようになりました。
その結果として基本検査や微細欠失症候群の偽陽性の報告数はゼロとなりました。

このことからも、スーパーNIPTは最も正確性のあるNIPTといえます。
また、スーパーNIPTは独占契約であり、日本国内ではミネルバクリニックでしか行っていません。ミネルバクリニックは知識・実績豊富な遺伝専門医が運営しておりその点が高く評価されました。

ミネルバクリニックではオンライン診療で静岡県もカバーします

ミネルバクリニックは東京のクリニックですが、オンライン診療を実施しています。院長は3人の子供を持つ母親であり、臨床遺伝学の専門家です。染色体に関する専門知識を持ち、妊娠中のお悩みについても経験豊富な母親として、できる限りのサポートを提供しています。静岡県在住の方も、オンライン診療を通じてカウンセリングや相談を受けることができます。

ご自宅から遺伝カウンセリングを受け、採血キットをご近所の医院で使用することができるため、カウンセリング後の来院は不要です。場所や家庭の事情、妊娠のつわりなどの制約にかかわらず、NIPTの受診を諦めないでください。また、検査結果についても、オンラインで過程を確認できるシステムを整えています。

詳細については、ミネルバクリニックのオンラインNIPTページをご覧ください。

ミネルバクリニックのオンラインNIPT

ミネルバクリニックのNIPT検査の流れ

ミネルバクリニックのオンラインNIPTをご希望の方へ、検査の流れをご案内します。

ご予約

WEBフォームからお申し込みはこちら
・お電話でのお申し込みはこちら:03-3408-3768
・ご予約確定後、基本検査(13、18、21トリソミー)のご入金
・問診票の記入

遺伝カウンセリング

臨床遺伝専門医である院長が遺伝カウンセリングを行います。カウンセリング内容に基づき、最終的な検査プランをご選択いただきます。
基本検査(13、18、21トリソミー)以外のオプションについて、差額が出た場合のみ追加のお支払いを戴きます。

採血

検査キットをミネルバクリニックからお送りします。採血が必要な診療内容の場合、お近くの医療機関で採血をしていただきます。医療機関のご案内、手配も対応しておりますのでご相談ください。採血が終わったら、患者さまご自身でミネルバクリニックへご返送いただきます

※詳細は事前に資料も含めご案内いたします

検体発送〜検査結果開示

検体はミネルバクリニックから検査会社へ速やかに発送し、検査の進捗状況に応じてメールをお届けします。
検査結果が出たら、患者様マイページで検査結果をご確認いただけます。仮に陽性結果が出た場合、遺伝カウンセリングなどその後のアフターフォローを行いますので、ご安心ください。

まとめ

出生前診断は、陽性になり赤ちゃんの先天異常(染色体疾患)が確定した時に、命の選択につながる検査です。何の心の準備も覚悟もなく、安易に受けるのはおすすめしません。
東京のミネルバクリニックは、出産経験がある女性の臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを行っており、妊娠9週目(ご希望の方は妊娠6週)から検査が可能です。
妊婦さんのお悩みに耳を傾け、自らの経験や専門知識を元にしたアドバイスを行っています。同時に世界のトップレベルの検査機関と独占契約を結んでおり、オンラインでも通院でも同じ診療を受けていただけます。

医師・スタッフ一同すべての妊婦さんにより良い環境の中でNIPTを受けていただけるよう尽力しておりますので、お気軽にご相談ください。

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ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医の院長のもと、東京都港区青山で、NIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。

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この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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