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京都府でNIPT(新型出生前診断)を受けられる病院・クリニック一覧

目次

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京都府(関西)でNIPT新型出生前診断/非侵襲的出生前検査)を提供している医院を調査しました。
医院の紹介だけではなく、認証施設、非認証施設の違いや、医院選びのポイントも紹介します。

また、東京ミネルバクリニックのNIPTは妊娠6週から受けていただくことができます。オンラインNIPTは来院不要で、ご自宅近隣で完結できる新しいNIPTのカタチです。あわせてご確認ください。

京都府でNIPTを受けられる医院一覧

京都府でNIPTを受けられる医院の一覧です。

施設名 提携先検査会社検査可能妊娠週医師の専門分野遺伝カウンセ
リング
費用13,18,
21染色体
基本検査
全染色体微小欠失性別結果まで住所電話番号
京都第一赤十字病院認可-ジーンテック9週遺伝13万円2週間京都市東山区
本町15-749
075-
561-1121
三菱京都病院認可-ジーンテック10週遺伝14万3,000円2週間京都市西京区
桂御所町1番地
075
-381-2111
京都大学医学部附属病院認可-調査中10週遺伝13万2,770円2-3週間京都市左京区
聖護院川原町54
075-751-3111
京都府立医科大学附属病院認可-調査中9週遺伝約15〜16万円2週間京都市上京区
河原町通広小路上
る梶井町465
075-251-5111
足立病院認可-調査中10週遺伝調査中調査中京都市中京区
東洞院通り
二条下ル
075-221-7431
宇治徳洲会病院認可-調査中10週遺伝14万円2週間京都府宇治市
槙島町石橋145番
0774-25-2871
京都医療センター認可-調査中10週遺伝不明調査中京都市伏見区
深草向畑町1-1
075-641-9161
市立福知山市民病院認可-調査中10週遺伝13万2,000 円2週間京都府福知山市
厚中町231番地
0773-22-2101
日本バプテスト病院認可-調査中10週遺伝14万3,000円2週間京都市左京区北白川
山ノ元町47番地
075-781-519
川村産婦人科認可-調査中10週遺伝調査中2-3週間京都府京都市左京区
下鴨高木町40番地
075-781-0029
IDAクリニック認可-調査中10週遺伝11万円2週間京都府京都市
山科区安朱南屋敷町35
ラクトD 6F
075-583-6515
京都山城総合医療センター認可-調査中10週遺伝2-3週間京都府木津川市
木津駅前一丁目27番地
0774-72-023
京都済生会病院認可-調査中10週遺伝14万3,000円2-3週間京都府長岡京市
下海印下内田101番地
075-955-0111
くみこクリニック北山院無認可NIPT JAPANベリナタ10週皮膚×16万5,000円〜10日程度京都府京都市
左京区下鴨南
野々神町2-9
075-
712-8615
くみこクリニック四条烏丸院無認可NIPT JAPANベリナタ10週内科×16万5,000円〜10日程度京都市下京区
四条通東洞院東入
立売西町66番地
075-
257-7073
トキコクリニック四条無認可NIPT JAPANベリナタ10週美容×16万5,000円〜10日程度京都府京都市下京
区四条通高倉西入
立売西町76 6F
06-
6244-3030
大西皮フ科形成外科医院京都無認可NIPT JAPANベリナタ10週皮膚×16万5,000円〜10日程度京都府京都市
下京区
長刀鉾町31 5F
075-
254-8320
平石クリニック京都提携院無認可平石クリニックイルミナ6週18万円〜最短3日
平石クリニック 京都駅前提携院無認可平石クリニックイルミナ6週18万円〜最短3日

京都第一赤十字病院(認証)

NIPTの検査自体は13万円、遺伝カウンセリングの費用として初診では別途5,000円、再診では3,000円が必要となります。
NIPTで陽性が出た場合、追加の費用無しで羊水検査を受けることができます。
妊娠9週から受けることができ、検査予約は妊娠8週0日から受け付けています。検査結果まではおおよそ2週間です。

住所 京都市東山区本町15-749
アクセス こちら
Tel 075-561-1121
予約 下記のいずれか
・担当医に伝える
・かかりつけ医からFAX
・妊婦本人が電話
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 13万円
結果まで 2週間
URL こちら

三菱京都病院(認証)

遺伝カウンセリングに初診5,500円、再診3,000円別途費用が発生しますが、NIPTは14万3,000円で受けることができます。
NIPT可能の検査対象週数は妊娠9週から14週6日までとなります。検査の対象となる妊婦さんの条件が決まっているので、事前の確認が必要です。

住所 京都市西京区桂御所町1番地
アクセス こちら
Tel 075-381-2111
予約 かかりつけ医から紹介
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 14万3,000円
結果まで 2週間
URL こちら

京都大学医学部附属病院(認証)

京都大学医学部付属病院では、オンライン遺伝カウンセリングを実施しています。初診は1時間まで9,900円、その後30分毎に4,950円追加、再診は15分毎2,530円となります。NIPTの検査は13万2,770円となっています。予約方法についてはお問い合わせください。

住所 京都市左京区聖護院川原町54
アクセス こちら
Tel 075-751-3111
予約 お問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 13万2,770円
結果まで 2-3週間程度
URL こちら

京都府立医科大学附属病院(認証)

NIPTの検査費用は約15〜16万円となりますが、これに加え遺伝カウンセリング費用(初診 5,390円/回、再診 3,190円)が必要となります。妊娠9週〜15週の間に受けることができ、検査結果は採血した日から2週間程度となります。
NIPTを受けられる妊婦さんの条件が決まっているので、事前に確認しましょう。

住所 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465
アクセス こちら
Tel 075-251-5111
予約 ●かかりつけの場合
外来担当医に相談して予約
●他院かかりつけの場合
担当医に相談後、地域医療連携室で
遺伝外来の予約をしてもらう
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 約15〜16万円
結果まで 約2週間
URL こちら

足立病院(認証)

足立病院では長い間NIPTの検査実施を行ってきました。料金や、受けられる妊婦さんの条件等は医院までお問い合わせください。

住所 京都市中京区東洞院通り二条下ル
アクセス こちら
Tel 075-221-7431
予約 お問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 不明
結果まで 2-3週間
URL こちら

宇治徳洲会病院(認証)

妊娠10週0日以降妊娠15週6日までの妊婦さんが受験対象となります。検査費用は14万円で、遺伝カウンセリング費用は1回8,000円。
NIPTで陽性だった場合は追加費用なしで確定検査(羊水検査)を受けることができる。検査当日からだいたい2週間程度で結果を聞くことができます。

住所 京都府宇治市槙島町石橋145番
アクセス こちら
Tel 0774-25-2871
予約 ■宇治徳洲会病院で妊婦健診および分娩予定
主治医から予約
■他院で妊婦健診および分娩予定
かかりつけ医から、地域医療連携室を通じて予約
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 14万円
結果まで お問い合わせください
URL こちら

京都医療センター(認証)

NIPTの料金は医院へ直接お問い合わせください。遺伝カウンセリングについては公式ホームページに案内が記載されており、完全予約制で実施されていることがわかります。

住所 京都市伏見区深草向畑町1-1
アクセス こちら
Tel 075-641-9161
予約 電話で問い合わせ
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 NITPの料金は医院へお問い合わせください
■遺伝カウンセリング
初診:6,600円(税込)
再診:30分ごとに3,300円(税込)
結果まで お問い合わせください
URL こちら

市立福知山市民病院(認証)

妊娠10週からNIPTの受検が可能で、他院で分娩予定の妊婦さんでも予約を取ることができます。電話で予約する際、必ず分娩予定日を伝えましょう。検査前の遺伝カウンセリング量が5,000円別途必要となりますが、NIPTの検査自体は13万2,000円で、結果カウンセリング料はNIPTの料金に含まれています。

住所 京都府福知山市厚中町231番地
アクセス こちら
Tel 0773-22-2101
予約 電話にて
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 ・NIPT:13万2,000円
・遺伝カウンセリング:5,000円
結果まで 2週間
URL こちら

日本バプテスト病院(認証)

妊娠10週からNIPTの検査を受けることができます。検査を希望の方は電話での予約が必須となりますので、お問い合わせください。

住所 京都市左京区北白川山ノ元町47番地
アクセス こちら
Tel 075-781-5191
予約 電話予約
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 ・カウンセリング:初診5,500円/30分
再診3,300円
・NIPT:14万3,000円
結果まで 2週間
URL こちら

川村産婦人科(認証)

1953年から京都で産婦人科を続けてきた歴史ある医院です。NIPTの実施はもちろん、産前産後のケアも手厚く、実績豊富で安心です。NIPTについての詳細は医院へお問い合わせください。

住所 京都府京都市左京区下鴨高木町40番地
アクセス 市バス204、206系統または京都バス
「高木町」下車、生協から東へ徒歩1分
Tel 075-781-0029
予約 医院へお問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 医院へお問い合わせください
結果まで 2-3週間
URL www.kawamura-lc.net/

IDAクリニック(認証)

前院長が臨床遺伝専門医の指導医でもあったというIDAクリニック。NIPTの検査はもちろん、陽性だった場合に受けることになる羊水検査も年間150~180例実施しており、実績豊富で安心の医院です。

住所 京都府京都市山科区
安朱南屋敷町35 ラクトD 6F
アクセス こちら
Tel 075-583-6515
予約 WEBフォームから
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 ・遺伝カウンセリング:
初診5,500円 再診3,300円
・NIPT:11万円
結果まで 2-3週間
URL ida-clinic.com/

京都市立病院(認証)

妊娠30週から新生児の管理ができるという京都市立病院。NIPTに関する情報は医院へ直接お問い合わせください。

住所 京都市中京区壬生東高田町1の2
アクセス 丹波口駅から徒歩10分
Tel 075-311-5311
予約 医院へお問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 医院へお問い合わせください
結果まで 2-3週間
URL こちら

京都山城総合医療センター(認証)

自然分娩を基本としている医院で、産後の妊婦さんのケアも手厚いのが特徴です。NIPTの受検にあたって必要な情報は医院へ直接お問い合わせください。

住所 京都府木津川市木津駅前一丁目27番地
アクセス JR木津駅から徒歩1分
Tel 0774-72-0235
予約 医院へお問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 医院へお問い合わせください
結果まで 2-3週間
URL こちら

京都済生会病院(認証)

第2・第4水曜日の15:00-16:00が外来日となっています。(2023年現在)予約は妊娠9週からすることができ、検査自体は妊娠10週から受けることができます。受検できる妊婦さんの条件があるので、事前に確認したうえでの予約が必要です。

住所 京都府長岡京市下海印下内田101番地
アクセス こちら
Tel 075-955-0111
予約 医院へお問い合わせください
検査内容 13,18,21トリソミー
料金 ・カウンセリング:初診5,500円/30分
再診3,300円
・NIPT:14万3,000円
結果まで 医院へお問い合わせください
URL こちら

くみこクリニック北山院(非認証)

NIPT JAPANの提携院です。

住所 京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-9
アクセス こちら
Tel 0120-710-170
予約 電話もしくはWEB
検査内容 13,18,21染色体基本検査
全染色体
微小欠失
胎児の性別
料金 ミニマムプラン8万円
(A)シンプルプラン12万円
(B)スタンダードプラン15万円
(C)フルセットプラン17万円
結果まで 採血後10日程度に郵送または電子データダウンロード
URL こちら

くみこクリニック四条烏丸院(非認証)

NIPT JAPANの提携院です。

住所 京都府京都市下京区四条通
東洞院東入立売西町66番地
京都証券ビル6F
アクセス こちら
Tel 0120-710-170
予約 電話もしくはWEB
検査内容 13,18,21染色体基本検査
全染色体
微小欠失
胎児の性別
料金 ミニマムプラン8万円
(A)シンプルプラン12万円
(B)スタンダードプラン15万円
(C)フルセットプラン17万円
結果まで 採血後10日程度に郵送または電子データダウンロード
URL こちら

トキコクリニック四条(非認証)

NIPT JAPANの提携院です。

住所 京都府京都市下京
区四条通高倉西入
立売西町76 6F
アクセス こちら
Tel 0120-710-170
予約 電話もしくはWEB
検査内容 13,18,21染色体基本検査
全染色体
微小欠失
胎児の性別
料金 ミニマムプラン8万円
(A)シンプルプラン12万円
(B)スタンダードプラン15万円
(C)フルセットプラン17万円
結果まで 採血後10日程度に郵送または電子データダウンロード
URL URL

大西皮フ科形成外科医院京都(非認証)

NIPT JAPANの提携院です。

住所 京都府京都市下京区長刀鉾町31 5F
アクセス こちら
Tel 0120-710-170
予約 電話もしくはWEB
検査内容 13,18,21染色体基本検査
全染色体
微小欠失
胎児の性別
料金 ミニマムプラン8万円
(A)シンプルプラン12万円
(B)スタンダードプラン15万円
(C)フルセットプラン17万円
結果まで 採血後10日程度に郵送または電子データダウンロード
URL こちら

平石クリニック京都提携院(非認証)

平石クリニックの提携院です。受けられる妊婦さんの条件はなく、認証施設のようにパートナーの遺伝カウンセリングへの参加必須という条件もありません。1回で採血が可能で、検査結果も採血から最短3日でわかります。遺伝カウンセラーによる遺伝カウンセリングを受けることもでき、陽性だった場合には検査費用を全額負担してもらうことができます。

住所 京都府京都市下京区烏丸通七条下ル

東塩小路町735-1京阪京都ビル7F

アクセス 各線「京都駅」徒歩4分
Tel 0120-220-944
予約 電話またはWEBから予約
検査内容 13,18,21染色体基本検査
全染色体
微小欠失
胎児の性別
料金 18万〜23万円
結果まで 最短3日
URL こちら

認証施設と非認証施設の違い

認証施設とは出生前検査認証制度等運営委員会が2022年2月に公表した「NIPT 等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に記載されている条件を満たした施設です。
一方、非認証施設は、委員会には認証されていない施設となります。非認証と聞くと違法なのかと思われるかもしれませんが、決して違法ということではなく検査の精度も変わりません。認証施設と非認証施設の違いは以下のとおりです。

認証施設とは

認証施設には基幹施設と連携施設があります。基幹施設は、産婦人科専門医と小児科専門医師が常時勤務していることが必要で、この医師のどちらかが臨床遺伝専門医の資格を有していなければなりません。
また、医師以外の認定遺伝カウンセラーもしくは遺伝看護専門看護師が在籍していることが望ましいとされるなど、人的環境が整っていることが求められます。
一方で、連携施設にはこういった決まりはなく、産婦人科専門医の常駐を必須としているのみです。そのため、陽性であった場合に連携施設での出産は難しくなります。
また、検査結果が陽性であった場合の確定検査は必ず基幹施設で行わなければなりません。検査の結果によっては基幹施設へ行かなければならないということも踏まえたうえで、施設ラビを検討するとよいでしょう。
認証施設では、検査の精度が十分に検証されている21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー13トリソミーの3つを調べる基本検査以外は行われておりません。また、遺伝カウンセリングが必須で実施されており、NIPTの受検前、採血、NIPTの結果通知の計3回病院へ通う必要があります。その際は夫婦揃って受ける必要があり、予定を立てるのが難しくなるケースも見られます。
施設によっては該当施設での分娩予定がなければ受けられないこともありますし、かかりつけ医の紹介状が必要となるなど予約がなかなか難しいという点も認証施設の特徴です。

非認証施設とは

非認証施設とは出生前検査認証制度等運営委員会に承認されていない施設のことです。つまり、認証施設のように医師の配置などが求められていないという点が特徴です。しかし、検査の精度についてはまったく問題なく、認証施設さながらの検査が受けられます。違法ということもないため、安心して検査を受けていただいて構いません。
非認証施設の特徴は基本検査である13,16,21トリソミーの3つ以外にもさまざまな検査を受けられることです。そのため、受けたい検査を認証施設で受けられないという場合には選択肢として挙げられるでしょう。
ただし、非認証施設には臨床遺伝専門医が在籍していないため、遺伝カウンセリングを受けられないことがほとんどです。NIPTにおける疑問点などを解消できずに検査を受けてしまうケースもあります。

NIPTを受けるメリット

NIPTは新型出生前診断とも呼ばれており、従来型の出生前診断(コンバインド検査母体血清マーカー検査)よりも検査精度が高く、早期受検が可能というメリットがあります。妊婦さんの腕から血液を採取するだけなので、羊水検査や絨毛検査と違って流産リスクもほとんどありません。以下で詳しく解説します。

精度が高い

NIPTでは、妊婦さんの血液からDNAを採取して、トリソミーという異常があるかどうかを調べます。トリソミーが見つかれば「陽性」、見つからなければ「陰性」と判定されます。
NIPTでトリソミーが見つかっても実際には赤ちゃんの体に異常がない場合があり、「偽陽性」と呼ばれます。反対に、NIPTでは陰性でも赤ちゃんの体にトリソミーがある場合は「偽陰性」と呼ばれます。
偽陽性や偽陰性の割合が高いと、出生前診断の検査結果が信頼できないものとなってしまいます。そのため、陽性的中率(陽性判定で実際に異常がある確率)や陰性的中率(陰性判定で実際に異常がない確率)が高いほど、検査精度が高いといえます。

下の表のとおりNIPTの陽性的中率・陰性的中率は高く、とくに陽性的中率は従来の出生前診断(コンバインド検査・母体血清マーカー検査)とは比較して非常に高い水準です。
陽性的中率は妊婦さんの年齢が若いほど下がる傾向がありますが、21トリソミー(ダウン症)に限ると、NIPTの陽性的中率は20代後半でも80%前後の高確率となっています。

このようにNIPTの精度は非常に高いですが、コンバインド検査や母体血清マーカー検査と同じく「非確定的検査」に当たります。そのため、NIPTで陽性だった場合、確定診断のために「確定的検査」である羊水検査や絨毛検査を受けるかどうか検討する必要があります。

早期受検が可能である

NIPTは従来型の出生前診断よりも早期の受検が可能です。
コンバインド検査は妊娠11〜13週以降、母体血清マーカー検査は妊娠15週以降から受検可能ですが、NIPTは妊娠9〜10週以降であれば受けられます。とくに希望があればもっと早期(妊娠6週以降など)にNIPTを受検できる施設もあります(ただしあまり早期に受けると、陽性か陰性か判定できず「判定保留」となる可能性が高くなります)。
早い時期に出生前診断を受けた方が、気持ちや考えを整理するための余裕が得られます。結果の良し悪しにかかわらず今後についてじっくりと検討できるので、妊娠生活を安心して過ごせるでしょう。

流産リスクがない

NIPTでは妊婦さんの腕から10ml程度の血液を採取するだけなので、胎児や胎盤に影響が及ぶ可能性は低く、流産を引き起こすリスクはほとんどありません。
羊水検査や絨毛検査の場合、妊婦さんのお腹に注射針を刺しこんで、子宮内の羊水や胎盤組織の一部である絨毛を抜き取ります。
その際に、羊水の漏出や子宮内の出血、感染症などが生じ、それが原因となって流産に至ることがあります。流産のリスクは羊水検査で0.3%、絨毛検査で1%といわれています。

NIPTそのものには流産リスクがほとんどありませんが、NIPTで陽性となり確定診断を受けることになれば、0.3~1%程度の流産リスクが生じます。この点も含めて、確定診断を受けるかどうか検討する必要があります。

NIPTを受けるデメリット

NIPTなどの出生前診断には健康保険が適用されず、検査料金は全額自己負担となります。とくにNIPTは新型の検査であることから料金が高めです。また、検査を受けられる期間が限られており、受けたいときに受けるというわけにはいきません。
NIPTを受ける場合、こうしたデメリットを把握した上で計画的に医療機関を受診することが重要です。

他の非確定的検査より費用が高い

NIPTの検査のデメリットは他の非確定的検査より費用が高いことです。

検査名 検査時期 検査費用
NIPT 妊娠9〜10週以降 10万〜20万円
コンバインド検査 妊娠11〜13週以降 5,000円〜5万円
母体血清マーカー検査 妊娠15〜20週 2〜3万円

上記のとおり、他の非確定的検査と比べると検査費用は高く、保険適用外のため、全額自己負担となります。
金銭的な負担は大きいですが、検査の種類によりわかる病気が異なり、検査の精度は高いため、他の非確定的検査の特徴もふまえて、検討してください。

受検できる期間が限定的である

出生前診断全般にいえることですが、受検できる期間は一定の妊娠週数の間に限られます。

・NIPTの受検可能期間:妊娠9・10週~15週ごろ
・コンバインド検査の受検可能期間:妊娠11~13週ごろ
・母体血清マーカー検査の受検可能期間:妊娠15~20週ごろ

妊娠がわかったらできるだけ早くNIPTを受けたいという方もいるでしょうが、検査時期が早すぎると、十分な量のDNAを検出できずに「判定保留」となる恐れが高くなります。
15週以降でもNIPTの検査自体は可能ですが、結果が判明した頃には確定的検査に適した時期(絨毛検査11~15週、羊水検査15~18週)が過ぎてしまい、確定診断が難しくなります。そのため、受検の期限を妊娠15週ごろとしているクリニックが大半です。
妊娠に気づくのが遅れると、わかったときにはすでにNIPTの受検可能期間が過ぎてしまっていて受検できないことがあります。

医院選びのポイント3つ

では、多くの医院の中からどのような点に注意して決めたらよいのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

受けたい検査を受けられるかどうか

認証施設と非認証施設では、対応できるNIPの種類が大きく異なります。
認証施設では、基本検査と呼ばれるだとダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群と3つの染色体の数的異常症しか調べることができません。
しかし非認証施設では、基本検査に加え性染色体異数性を調べる「全染色体検査」や、特定の微小欠失をチェックする「微小欠失症」の検査、染色体全体の分析と性別判定も実施しています。

金額面とアフターケア

NIPTの費用については既出の通り、認証施設がだいたい10〜20万円程度、非認証施設の医院だと検査内容によりますが、8万~30万円の間がほとんどで、費用面での格差はほとんどありません。
ただし、NIPTの検査結果が陽性だった場合は、確定検査として羊水検査を受診する必要が出てきます。なぜならNIPTはスクリーニング検査のため、陽性判定が出たからといって陽性確定という判定ができません。
認証施設では、羊水検査の費用を負担してくれるでしょう。羊水検査を受けられる施設も決まっているため、その点は大きなメリットでしょう。

非認証施設の医院では羊水検査の費用を一部または全額負担してくれる場合もありますが、その点のアフターケアがない医院もあるため注意が必要です。
また、羊水検査を受けられる医院を紹介してくれる非認証施設もありますが、NIPTが陽性判定で落ち込んでいる中、妊婦さん自身が医院を探して事情を説明するといった作業が必要となるケースもあります。
陽性判定が出た場合のアフターケアについても、事前に調べておきましょう。

アクセスの良さ

せっかく理想的な医院を見つられたとしても、NIPTを受ける妊娠初期の妊婦さんは非常に不安定です。悪阻がひどくて出かけられない方もいるでしょう。また、二人目妊娠の場合は小さなお子さんを連れての移動となってしまうかもしれません。
その場合、NIPTのために何時間もかけて移動するのは大きな負担になってしまいます。できるだけ近い医院での受検をおすすめします。

ミネルバクリニックは東京都にありますが、オンラインの診療にも対応しております。
京都の妊婦さんは、オンラインでNIPT検査を受けることが可能です。

ミネルバクリニックは非認証施設の医院ですが、院長は臨床遺伝専門医です。NIPTを受ける前に遺伝子カウンセリングも実施しており、基本検査はもちろん性染色体検査、微小欠失検査、全染色体検査などの検査にも対応しております。

また、陽性判定が出た場合、羊水検査を受けられる医院の紹介、羊水検査の検査費用も15万円まで負担しております。3児の母であり、臨床遺伝専門医の院長に24時間いつでも相談可能ですので、確定検査を受けるに当たってのご相談や不安なお気持ち、ぜひお話ください。

ミネルバクリニックの診療メニュー

ミネルバクリニックのNIPTでは、13番・18番・21番常染色体のトリソミーだけでなく、全染色体の異常や100種類以上の遺伝子疾患の可能性などを幅広く調べることができます。
基本プランには「スーパーNIPTベーシック」と「カリオセブン」があり、これらにオプションとして「プラス」「ジーンプラス」「デノボ」を付けることができます。
以下で基本プラン・オプションの検査内容と料金を説明します。

基本プラン「スーパーNIPTベーシック」

スーパーNIPTベーシックには以下の検査が含まれます。料金は176,000円です。

基本検査(13番・18番・21番常染色体のトリソミー)
性染色体の数の異常
赤ちゃんの性別

13番常染色体、18番常染色体、21番常染色体のトリソミーは、それぞれパトー症候群、エドワーズ症候群、ダウン症候群の原因となる常染色体の異常(本数の異常)です。これらの検査は認証施設でも行っています。
この3つ以外にも、先天疾患をもたらす染色体異常は多数存在します。スーパーNIPTベーシックでは、基本検査に加えて、先天疾患につながる性染色体の本数の異常を調べることができます。

基本プラン「カリオセブン」

カリオセブンには以下の検査が含まれます。料金は264,000円です。

13番・18番・21番常染色体のトリソミーを含む、全常染色体の数の異常
性染色体の数の異常
微少欠失9疾患
赤ちゃんの性別

カリオセブンでは、微細な異常も検出可能な方法を用いて染色体の全領域を調べます。これにより、従来は羊水検査や絨毛検査でないと検出が難しかった13・18・21トリソミー以外の染色体数異常や微少欠失も検査することができます。

オプションの「プラス」「ジーンプラス」「デノボ」

「プラス」は微少欠失4疾患を検査するオプションです。微少欠失とは染色体のほんの一部が欠けている状態のことで、さまざまな先天疾患の原因となります。
微少欠失の異常は非常にサイズが小さいため、従来のNIPTでは検出が不可能でしたが、ミネルバクリニックの新型NIPTであれば微少欠失も検査が可能です。

「ジーンプラス」は100種類の遺伝子疾患の原因となる突然変異を検出するオプションです。妊婦さんの血液中にある母子の遺伝子を区別できる最新型の測定方法を用いることで、高精度の遺伝子検査を実現しています。

「デノボ」は赤ちゃんの父親の血液を採取して行うNIPTです。44種類の遺伝子疾患の原因となる突然変異を検出できます。
「基本プラン+オプション」の価格は以下の通りです。「デノボ」は単体でも受けられます(料金275,000円)。

国内で唯一・スーパーNIPTが受検可能

東京のミネルバクリニックでは最先端のスーパーNIPTが受けられます。スーパーNIPTとは、第3世代NIPTのことで、世界特許の最新技術である「DMRエンリッチメント法」を使用している精度の高さがポイントです。
第1世代や第2世代では母子のDNAをサイズでしか区別して測定できず、第二世代においては20%の割合で偽陽性の診断が出てしまっていました。しかし、第3世代のスーパーNIPTならばDNAのメチル化を指標することで、より正確に区別することができるようになりました。
その結果として基本検査や微細欠失症候群の偽陽性の報告数はゼロとなりました。
このことからも、スーパーNIPTは最も正確性のあるNIPTといえます。
また、スーパーNIPTは独占契約であり、日本国内ではミネルバクリニックでしか行っていません。ミネルバクリニックは知識・実績豊富な遺伝専門医が運営しておりその点が高く評価されました。

ミネルバクリニックのNIPT検査の流れ

ミネルバクリニックのオンラインNIPTをご希望の方へ、検査の流れをご案内します。

ご予約

・WEBフォームからお申し込みはこちら
・お電話でのお申し込みはこちら:03-3408-3768
・ご予約確定後、基本検査(13、18、21トリソミー)のご入金
・問診票の記入

遺伝カウンセリング

臨床遺伝専門医である院長が遺伝カウンセリングを行います。カウンセリング内容に基づき、最終的な検査プランをご選択いただきます。基本検査(13、18、21トリソミー)以外のオプションについて、差額が出た場合のみ追加のお支払いを戴きます。

採血

検査キットをミネルバクリニックからお送りします。採血が必要な診療内容の場合、お近くの医療機関で採血をしていただきます。医療機関のご案内、手配も対応しておりますのでご相談ください。採血が終わったら、患者さまご自身でミネルバクリニックへご返送いただきます。
※詳細は事前に資料も含めご案内いたします

検体発送〜検査結果開示

検体はミネルバクリニックから検査会社へ速やかに発送し、検査の進捗状況に応じてメールをお届けします。検査結果が出たら、患者様マイページで検査結果をご確認いただけます。仮に陽性結果が出た場合、遺伝カウンセリングなどその後のアフターフォローを行いますので、ご安心ください。

まとめ

NIPT(新型出生前診断)は、現在多くの医院で提供されています。しかしながら現場の医師の知識不足が不十分な説明を招き、妊婦さんが内容を理解しないまま検査を受けるケースが続出しています。
例えば、NIPTの陽性の結果だけを見てパニックを起こしてしまい、本当は正常なお子さんだったのに羊水検査を受けずに中絶を選ぶといったケースもあるのです。

もし陽性が確定して中絶を選んだ場合も、妊娠12週目を超えると母体に大きな負担をかけてしまいます。
妊婦さんとご家庭への心身のケアも必要です。しっかりとしたサポートがないとトラウマを残すことにもなりかねません。
だからこそ、遺伝カウンセリングとアフターサポートの体制がしっかり整っている施設でNIPTを受けることをおすすめします。

東京のミネルバクリニックは、世界のトップレベルの検査機関と独占契約を結んで詳細な検査を実施しています。
オンライン診療でも通院でもすべての妊婦さんにより良い環境の中でNIPTを受けていただけるよう医師、スタッフ一同尽力してお待ちしています。

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この記事の著者:仲田洋美(医師)

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ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医の院長のもと、東京都港区青山で、NIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。

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第三世代スーパーNIPT:組織によりDNAメチル化パターンが違うことを利用して正確性を高める世界特許|基本検査/4種類の微小欠失症候群/100種遺伝子の重い劣性遺伝病
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第2世代マルチNIPTデノボ:精子の突然変異による重篤な遺伝病44疾患|合計リスクは1/600とダウン症同等に多く、妊娠後期にならないと判らない、ダウン症よりはるかに重篤
ペアレントコンプリート|母方由来の染色体異数性と父方由来のデノボをセットにしたペアレントの検査
コンプリートNIPT|第2世代マルチNIPTと第3世代スーパーNIPTジーンプラスをセットにした検査|デノボをセットにしたデノボプラスもございます

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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