欧州研究機構のアドバンスグラントで行われるNIPTの臨床試験に日本から共同参加する栄誉を頂きました。 ミネルバクリニックでは、世界中の国際認証を受けた遺伝子検査機関を厳選して業界オンリーワンの検査体制を整えています。

ミネルバクリニックは高い専門性を誇り技術で皆さんにお答えする診療を行なっているため無料相談は受け付けておりません。問診票は医師が皆さんの状態を知るためや必要な情報を伝えるために作成しており診察の一部ですので配布の時点で診療料金が発生します。

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いろいろ忙しすぎて,HPに掲載しきれていなかった論文をご紹介したいと思います.
ちょっともう古くなってしまったのですが.大事な論文なので.
こちらにあります
文中にある番号はリファレンス論文の番号なので,気になる方は元論文から引いてください.

www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(20)30232-2/fulltext

SARS-CoV-2ウイルス量の重症度による違いとは?

COVID-19は新たなパンデミック疾患である.著者らは以前,重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS‐CoV‐2)のウイルス負荷が,疾患発症の最初の1週間以内にピークに達することを報告した.
1,2
2020年2月の所見は,本疾患の臨床スペクトルが非常に不均一であり得ることを示した.3
本稿では,軽度および重度のCOVID-19患者で観察されたウイルスRNA排泄パターンについて報告する.
2020年1月21日から2月4日まで南安大学第一附属病院(中国南安)に入院した76例を対象とした.全例がRT-PCR法により入院時にCOVID-19を有することが確認された.上咽頭ぬぐい液試料のウイルス負荷を□Ct法(Ctsample- Ct ref)で推定した.

入院時または入院後に以下のいずれかの特徴を有する患者を重症例に分類した:
(1)呼吸窮迫(1分間に30回以上の呼吸);
(2)安静時の酸素飽和度≦93%;
(3)吸気酸素分画濃度に対する動脈血酸素分圧の比≦300mm Hg;または
(4)重度の疾患合併症(例,呼吸不全,人工呼吸の必要性,敗血症性ショック,または非呼吸器不全).

46 (61%)例は軽症例,30例(39%)は重症例に分類された.これらの患者の基本的な人口統計学的データおよび初期の臨床症状を付録に示す.予想通り,重症群の患者が軽症群の患者よりも有意に高齢であったことを除いて,パラメータは群間で有意差はなかった.

感染症による死亡例はなかった.重症例30例中23症例(77%)は集中治療室(ICU)治療を受けたが,軽症例でICU治療を必要とした症例はなかった.

重症例の□Ct値は,入院時の軽症例(虫垂)よりも有意に低かったことに注目した.同一患者の左右両鼻腔から採取した鼻咽腔スワブを標準ウイルス輸送培地3mLを入れた検体採取管に保管した.すべてのサンプルはWHOガイドラインに従って採取した.5
重症例の平均ウイルス量は軽症例の約60倍であり,より高いウイルス量が重度の臨床転帰と関連している可能性が示唆された.さらに,これらのデータをサンプリング時の疾患発症日に応じて層別化した.重症例のDCt値は,発症後最初の12日間は対応する軽症例よりも有意に低値を維持していた(図A).また,軽症例21例,重症例10例(図B)の連続検体を検討したところ,軽症例では早期のウイルスクリアランスが認められ,発症後10日目までに90%の患者がRT-PCRで陰性を繰り返していた.対照的に,全ての重症例は,発症後10日目またはそれ以降も依然として陽性であった.全体として,我々のデータは,2002~03年のSARSと同様に,6  重度のCOVID-19患者では,ウイルス量が高く,ウイルス排泄期間が長い傾向がある.この結果は,SARS-CoV-2のウイルス負荷が,疾病の重症度および予知の評価に有用なマーカーであることを示唆している.

図 軽症・重症COVID-19患者のウイルス動態

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いかがでしたか?
重症患者ほどウイルス量が多く検出されることがわかると思います.

 

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

医師・仲田洋美の保有資格

医籍登録番号 第371210号
麻酔科標榜医 厚生労働省医政発第1017001号 麻 第26287号
日本内科学会 認定内科医 第19362号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本プライマリ・ケア連合学会 指導医 第2014-1243号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号
日本感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター ID3121号
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医 第J-535号

見ての通り、感染症専門医ではありませんが、感染症に関する二つの資格は一応持っているのと、「遺伝子検査」の専門医でもあります。
あと、この凝り性な性格でお勉強したので、通常の内科専門医よりは断然詳しいと思います。

間違っているところがあったらお知らせください。

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