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高齢出産に臨む経産婦が知っておきたい基礎知識と帝王切開を紹介

医師と妊婦と超音波写真
高齢出産のリスクと、そのリスクを軽減する方法を知っていますか?

日本産婦人科学会によれば、初めての出産が35歳以上の方を『高齢初産婦』と定め、2000年以降はすべての初産のうち1割が高齢出産であるとの調査結果を発表しています。晩婚化の影響で晩産化が進んでいる昨今において、高齢出産は珍しいものではなくなってきました。

高齢出産をする方が増えてきたことで、高齢で妊娠、出産することに対するさまざまなリスクが指摘されるようになってきています。この記事では、妊娠前に知っておくべき高齢出産のリスクと、そのリスクを軽減する方法を紹介していきます。

女性は高齢になると妊娠しにくくなる

医師と夫婦
女性は高齢になると、妊娠しにくくなります。高齢出産のリスクを考える前に、まずはこの点をしっかりと理解しておくことが大切です。

女性が妊娠する確率は33歳頃から低下していき、30歳後半になると急激に妊娠しにくくなると言われていますが、その理由は諸説あります。

  • 性生活が減少する
  • 妊娠をするための身体機能が弱くなる
  • 加齢に伴う卵の質の低下

高齢になると妊娠しにくくなる理由は性生活が20代の頃に比べると減少することが原因であるという説や、加齢に伴う卵の質の低下が原因であるという説など、さまざまあります

子宮と卵巣はどちらも妊娠における重要な因子ですが、子宮は年齢の影響を受けにくいとされているものの、卵巣は年齢の影響を受けます。高齢出産のリスクを想定する前に、そもそも高齢では妊娠しにくくなっているということを認識しておきましょう。

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高齢出産のリスク

医師と夫婦
令和元年に厚生労働省が公表した資料によると、第1子出産時の母の平均年齢は調査を開始した昭和50年(1975年)が25.7歳、平成27年(2005年)に初めて平均年齢が30歳を超え、令和元年の最新調査では30.7歳となっています。

女性の社会進出が進み人生の選択肢が増えたことで価値観が多様化した現代社会において、30歳を超えてから第1子を出産するというケースは珍しいものではなくなりました。

しかし、35歳を超えてからの出産にはリスクがあります。ここからは、妊娠前に知っておくべき高齢出産のリスクについて解説していきます。

ダウン症などの先天異常

高齢出産では、ダウン症などの先天異常のリスクが高まります。

女性は年齢を重ねるごとに、卵子も老化していくと考えられています。卵子が卵巣の中にある期間が長くなればなる程、遺伝を司る染色体DNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力が低下してしまいます。生まれてくる胎児の先天的な異常は、加齢による卵子の老化が原因のひとつであると言われています

統計的に見ても、ダウン症の胎児が生まれてくる確率は年齢を重ねるごとに増加していきます。

  • 20代⇒約0.1%
  • 30代⇒約0.3%
  • 40代⇒約1%

高齢出産の場合にダウン症児が生まれる確率が高いことは統計的に見ても明らかですが、その原因に関しては、はっきりと解明されていない部分があることも事実です。

しかしながら高齢出産によりダウン症などの先天異常のリスクが高くなることは事実なので、しっかりと理解を深めておきましょう。

流産の確率が上がる

日本では妊娠22週0日から36週6日までの出産を早産、妊娠22週未満の出産を流産と言いますが、高齢出産の場合、早産や流産などの確率が上がります。

すべての妊娠のうち、約15%は年齢に関係なく流産する可能性がありますが、高齢出産の場合は35歳から39歳で約20%、40歳から44歳は約40%と流産の確率が上昇します

前述したように、女性は年齢を重ねるごとに卵子が老化していきます。流産の原因のほとんどは胎児の染色体異常によるものであるとされていますので、高齢による卵子の老化が原因で染色体に異常が起こり、流産の確率を上昇させてしまうのです。

胎児が生まれてくる時に通る産道、周囲の血管、子宮口は母体が高齢になるほど硬くなっていきます。そのため、胎児がなかなか下におりてくることができず、高齢出産だと難産になりやすくなってしまうというリスクも想定しておきましょう。

母体への負担

高齢出産は胎児だけではなく、母体へ大きな影響が出るリスクもあるということを考慮しなければなりません。

日本産婦人科医会が発表した『妊産婦死亡報告事業(2010年〜2016年)』によると、20代前半に比べて30代後半では2.8倍、40歳以降では4.7倍も妊産婦死亡リスクが上昇します。

年齢が高くなると糖尿病、生活習慣病、高血圧、心臓病の発症率が高まりますが、そこへ妊娠という母体へ大きな負荷を与えるものがかかると、以下の病気を発症する確率が上がります。

妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降に高血圧になる疾患で、母体への影響が大きいことから母体と胎児の死亡の原因になる可能性があるものです。

妊娠糖尿病は妊娠中だけ糖尿病に近い状態になるもので、高齢出産で年齢が上がれば上がるほど、発症頻度が高くなっていきます。

高齢出産は母体へ少なくない負担がかかり、健康を害する病気を発症するリスクがあるということも、妊娠前にしっかりと把握しておくことが重要です。

高齢出産のリスクを軽減する方法

妊娠中の夫婦
ダウン症などの先天異常、流産の確率上昇、母体への大きな負担が高齢出産のリスクであると前述しましたが、ここからは、それら高齢出産のリスクを軽減する方法を説明していきます。

健康的なバランスの良い食生活

健康的でバランスの良い食生活を心がけ体重管理をしっかりすることで、高齢出産によるリスクを軽減することができます。

太りすぎてしまった母体は出産時に負担がかかりやすくなるだけではなく、前述した妊娠血圧症候群や妊娠糖尿病などを発症するリスクを高めてしまいます。健康的な食生活を送れるように食事の量を調整しつつ、バランスの良い食生活を心がけましょう。

健康的な食生活と言っても、妊娠前と同じ感覚ではいけません。例えば、妊娠中は抵抗力が低下しているため、食中毒や消化不良を防ぐ意味で肉、魚、卵などを生で食べることは推奨されていません。加熱したたんぱく質であれば問題ありませんが、抵抗力が低くなっているということを理解し、食中毒感染のリスクが高まる消費期限が切れている食品などに関しても、絶対に口にしないように注意しましょう。

妊産婦の健康的なバランスの良い食生活に関しては、厚生労働省が公開している『妊産婦のための食生活指針』を、ぜひチェックしてみて下さい。

こちらの資料では食事バランスガイドが公開されており、1日に『何を』『どれだけ』食べたら良いかが一目で分かる目安を見ることができます。

  • からだづくりの基礎となる主菜は適量を摂取
  • 不足しがちなビタミンとミネラルは副菜でカバー
  • 主食を中心にエネルギーをしっかりと補給
  • 牛乳や乳製品などの多様な食品を組み合わせてカルシウムを摂取

妊娠前から妊娠中にかけて意識的に摂取してほしいのが葉酸で、これは胎児の脳、脊髄、中枢神経系の形成に重大な役割を担うものです。

葉酸が摂取できるのは主に緑黄色野菜で、ほうれん草、グリーンアスパラガス、しゅんぎく、枝豆などに多く含まれています。妊娠初期の方は特に、神経管閉鎖障害発症のリスクを低くするために、積極的に葉酸が含まれている食べ物を摂取しましょう。

ストレスを溜めない生活を送る

これは妊娠中に限ったことではありませんが、人はストレスを感じることで体内にアドレナリンを分泌させます。そのアドレナリンは自分の体を危険から守る状態にするものなので、自分の体を守る時に重要となる心臓、脳、手足に集中的に血液を送ります。

高齢出産のリスクを軽減するためになぜストレスを溜めない生活を送ることが最適なのかというと、ストレスを感じてアドレナリンが分泌され心臓などに集中的に血液を送ってしまうと、本来であれば子宮に届くはずだった血液が減ってしまうからです。

血液の流れが胎児にとって悪影響になるだけではなく、ストレスを感じることで分泌されるホルモンが胎児の胎動や心拍を減らしてしまうことがあり、悪影響を与えてしまう可能性があります。

まったくストレスを感じることなく妊娠生活を過ごすというのは難しいことだと思いますが、ストレスを発散できる方法を考えたり、自分だけで解消できない部分はパートナーに相談してみるのも良いでしょう。

ストレスを感じることなく健やかに日々を過ごすということも、高齢出産のリスクを軽減させる非常に大きな要素のひとつであるということを認識しておくことが何より大切です。

まとめ

妊娠前に知っておくべき高齢出産のリスクと、そのリスクを軽減する方法について紹介してきましたが、参考になりましたか?

高齢出産の方が妊娠中にできる準備として、あらゆるリスクを想定し、疾患を患った胎児の療育環境を事前に整えておくというものがあります。

ミネルバクリニックでは、染色体異常症先天性疾患に対する正確な知識を共有できる遺伝カウンセリングを実施しており、高齢出産を控えている妊婦さんに対し、丁寧な対応と安心安全の診療を提供しています。

出産前に染色体検査を受けたいという方は、妊娠9週0日からNIPTを実施している国内有数の遺伝子専門クリニックである、ミネルバクリニックまで、ぜひご相談下さい。

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