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妊娠中期の葉酸不足によるリスクとは?摂取推奨量やサプリを飲む必要性と注意点を紹介

養蚕が大量に含まれている食材

妊活中の方や妊娠初期の方が葉酸を摂取する重要性については、以前からよく知られていました。しかし最新の研究では、妊娠前や妊娠初期だけでなく、妊娠中期以降も葉酸を摂取すべきだという報告がされています。

情報をしっかりと得ている方は、すでにインターネットなどで妊娠中期以降の葉酸摂取の必要性を理解しているかもしれませんが、その一方で「妊娠中はサプリメントでの葉酸摂取はやめた方がよい」など、否定的な記事があるのも事実です。

実際のところ、妊娠中期も葉酸を積極的に摂取することは非常に重要です。ただしサプリメントで摂取する場合、飲み過ぎによって思わぬリスクが高まる可能性もあるため、注意しなければいけません。

そこでこの記事では、妊娠中期の葉酸不足によるリスクと摂取推奨量、妊娠中期に葉酸サプリを飲む必要性と注意点についてご紹介します。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

妊娠中期の葉酸不足によるリスクと摂取推奨量

どうやって必要な量の葉酸を摂取したらいいのかわからない妊娠中期の女性

最近では、不妊治療の保険適用拡大の影響が注目される中、子どもを望む方に希望の光が差してきており、妊活をお考えになる方も増えているようです。

それ以前から、葉酸を配合している商品もたくさん販売されるようになってきていたため、葉酸サプリなどをドラッグストアで見かけたという方も多いのではないでしょうか。

しかし、妊娠中に葉酸が必要なことは知っていても、葉酸不足によるリスクまできちんと知っているという方は案外少ないかもしれません。そこでここでは妊娠中期に絞って、葉酸不足によるリスクと摂取推奨量についてご紹介します。

葉酸とは

そもそも「葉酸」とはどのような栄養素なのかご存知ですか?

葉酸とは、ビタミンB群のひとつで、ビタミンB12と共に赤血球を作る役割を担っています。DNAの合成に関わり、胎児の体の形成にも役立つため、妊娠中のママと赤ちゃんにとって非常に重要な栄養素です。

そのため、これまでも細胞分裂がとくに盛んな妊娠初期の葉酸摂取が強く勧められてきましたが、最新の研究では妊娠初期だけでなく妊娠中期も葉酸を摂取し続けることで、妊娠中に起こりうるさまざまなトラブルを予防できることがわかってきています。

しかも、葉酸は体内で作ることができない栄養素であるため、外から食事やサプリメントなどで取る必要がある点も忘れてはいけません。

葉酸については、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。

「葉酸とは|天然と合成はどう違う?貧血対策の効果についても解説」

妊娠中期の葉酸不足によるリスク

上述したように、妊娠中期の葉酸不足は妊娠中のさまざまなトラブルの元となります。以下は、妊娠中期の葉酸不足によるリスクの例です。

貧血

妊娠中期に入る頃には胎盤が完成しており、胎児はへその緒を通して母体から栄養と酸素を受け取るようになります。それに伴って大量の血液が必要となり水分量も増加するため、血液の濃度が薄まってしまい貧血になりやすくなるのです。

また、葉酸は骨髄での赤血球産生と供給に必要不可欠な栄養素です。そのため、不足してしまうと十分な血液を作り出せず、貧血が加速してしまうでしょう。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠高血圧症候群は、妊娠中期の妊娠20週から産後12週までに起こります。全妊婦さんの10〜20人に1人の確率で罹患する、妊娠中の代表的な疾患です。

重症化してしまうと、血が止まりにくくなるヘルプ症候群や全身に痙攣が起こるしかん発作、胎児が胎盤ごと子宮から剥がれてしまう常位胎盤早期剥離などが起こる可能性もあります。

最悪の場合、母子ともに死に至る恐れもあるため、できる限り避けたい疾患です。

最近では、葉酸の不足により血流が悪化して血圧が高くなる可能性も専門家が指摘しています。もちろん、妊娠高血圧症候群は葉酸の不足だけが原因ではなく、さまざまな要因によって起こるものですが、葉酸の不足もそのひとつになり得るということです。

ママの年齢が高齢になればなるほど、発症確率が高まるというデータも。とくに経産婦さんで前回の妊娠でなんらかの合併症になった方や、初産でも実母が妊娠高血圧症候群だったという方は十分注意が必要です。

胎児発育不全

妊娠中期以降の葉酸不足は、胎児発育不全症状が生じる原因になります。

これは葉酸に限ったことではありませんが、胎児の発育には各種栄養素やミネラルが必要不可欠であり、それらは母体から胎盤を通じて供給されています。

そのため胎盤を通じて栄養素をもらうようになり、胎児が急激に大きくなる妊娠中期に葉酸を含むさまざまな栄養素が不足すると、胎児への血流に異常をきたし、発育が不十分になってしまうのです。また、妊娠22週(妊娠6か月)以降は、早産の恐れも出てくるので注意しましょう。

妊娠中期に必要な葉酸の推奨量

妊娠中期から後期にかけての葉酸摂取推奨量は、通常の状態の2倍にあたる480μgです。

葉酸自体に毒性はなく、過剰に摂取しても排泄されますが、ママ自身が発熱したりじんましんなどを起こしたりする可能性も少なからずあります。1日の葉酸摂取の上限は1,000μgとなっているため、過剰摂取にならないよう気をつけましょう。

妊娠中期に葉酸サプリを飲む必要性と注意点

サプリメントで葉酸を摂取している妊娠中期の女性

上記でご紹介した内容からもわかる通り、妊娠初期に限らず妊娠中期でもさまざまなリスクがあるため、葉酸の摂取は非常に重要です。

よく、インターネット上では妊娠中期に入って葉酸のサプリメントをやめた、飲んでいないという方を見かけますが、葉酸が不足するリスクなどを考えるとできるだけ継続して摂取すべきです。

そこでここでは、妊娠中期に葉酸サプリを飲む必要性と注意点についてご紹介します。

妊娠中期に葉酸サプリを飲む必要性

葉酸は、野菜や肉類など多くの食品に含まれていますが、食品の種類によって消化の過程が異なると同時に、摂取する食品によっても体に異なる影響を与えるといわれています。そのため、食品から摂取した葉酸は身体の中すべてで利用されるわけではないのです。

その一方、サプリメントや葉酸強化食品に含まれている葉酸は、人為的に合成されているため、食品由来の葉酸と比較して体内で利用されやすくなっています。

毎食栄養バランスの整った食事を摂っていれば、食品から推奨量相当の葉酸を摂取することも不可能ではありません。しかし、医師や厚生労働省が推奨する量の葉酸を食事のみで摂取するのはなかなか困難ですし、体調や生活習慣によっては食品からの摂取が難しかったり、欠食したりすることもあるかもしれません。

また、妊娠中期は食欲が出やすく、体重の増え過ぎを医師に指摘される方もおられることから、食事でのカロリー摂取を抑える必要がある場合も。

このように、妊娠中期に葉酸の摂取推奨量をクリアできない可能性がある場合は、葉酸サプリを飲んで補う必要があるでしょう。

妊娠中期に葉酸サプリを飲む際の注意点

以下は、妊娠中期に葉酸サプリを飲む際の注意点をまとめたものです。

  • 食事からも葉酸を摂取することを意識する
  • できれば国産の製品を利用する
  • 飲み過ぎは小児ぜんそくのリスクを高める
  • マルチビタミンなどを同時摂取する
  • 葉酸の摂取に不安を感じるときはかかりつけの産婦人科に相談する

この中でとくに注意したいのは、葉酸だけを過剰に摂取することです。

たしかに妊娠中期でも葉酸は必要不可欠な栄養素であり、胎児の成長によい影響をおよぼしますが、過剰に摂取してしまうと生まれてきた赤ちゃんが小児ぜんそくにかかる可能性が、わずかながら上昇してしまいます。

また、葉酸は単独ではなくビタミンB6やビタミンB12と同時に摂取することで、効果を発揮しやすいこともわかっています。そのため、マルチビタミンのサプリなどと併用して利用するとよいでしょう。

ただし、妊娠中はビタミンAの過剰摂取に十分注意する必要があります。葉酸やマルチビタミンのサプリメントを利用する際は、国産でビタミンAを含まない妊婦さん用のものを利用し、心配なときはかかりつけの産婦人科で相談するようにしましょう。

まとめ

妊娠中期の葉酸不足によるリスクと摂取推奨量、妊娠中期に葉酸サプリを飲む必要性と注意点についてご紹介しました。

葉酸は、ほうれん草やイチゴ、小松菜、アボカドなどに多く含まれる水溶性のビタミンです。胎児の正常な成長に必要不可欠であることから、妊娠前から産後にかけて継続して摂取するよう推奨されています。

不足してしまうと、ママと赤ちゃんに悪影響が出てしまう恐れもあるため、積極的に摂取するようにしましょう。

本来であれば食事から摂取することが望ましいですが、推奨されている量の葉酸を食事のみで摂るのはなかなか難しいので、サプリメントを利用するのもひとつの方法としておすすめです。

とはいえ、妊娠初期に葉酸を摂取しなかったからといって、妊娠中期にその分も取り返そうと過剰に摂取するのはおすすめできません。サプリメントを利用している場合も、飲み忘れてしまったからといって倍量飲むなどの行為は、やめるようにしましょう。

本記事を参考に、適切な葉酸摂取を心がけてくださいね。

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