ラミナリアとは?処置時の痛みや中絶手術と出産で使う理由

腹痛

中期中絶手術を実施する前に子宮頚管を広げる前処置というのを行うことがあります。この処置は大きくなった胎児や胎盤を摘出するために必要な処置です。

しかしながら我慢できない痛みが生じることも珍しくありません。中にはまったく痛くなかったという声も出ています。

妊婦さんによっては出産するときにもラミナリアの処置をすることもあるので気になるでしょう。そこで今回はラミナリアについて詳しくお話をしますので気になる方はぜひご覧ください。

ラミナリアとは?

妊婦さんの疑問

ラミナリアとは海藻で出来ている細長い綿棒のような物です。子宮頚管に挿入する前は直径2~8mm、長さは6~8cmです。膣に入れると水分を吸って膨らんでいき、子宮口を拡げていきます

子宮頸管を広げる処置には、ラミナリアの他にもラミセル、ダイラパンを使用することが増えてきているようです。他の方法としては子宮頚管拡張器という金属製の器具を用いて早く広げる方法もありますが、ラミナリア等を使ってゆっくりと広げていくのが主流となっています。

実はラミナリアは楽天やAmazonで販売しています。「ラミナリア 楽天」「ラミナリア Amazon」で検索するといくつも商品が出てきます。医療器具は医療従事者しか購入できないのに誰でも買えるECサイトで販売しているの謎ですね。

ラミナリアを中絶手術や出産の処置時に使用する理由

ラミナリアを使用する理由は、上述したように子宮頸管を広げるためです。12週目以降に処置をする中期中絶手術は、胎盤や胎児が成長していて器具で掻き出したり、吸引して出したりする初期の中絶手術のやり方で摘出するのが困難になります。そこで処置をする前に通り道である子宮頸管を柔らかくしておくことが中期中絶手術において大切なのです。

ラミナリアは出産の時にも使われることもあります。通常、出産が近づくと子宮頸管は柔らかくなるのですが、計画分娩やお腹の中で赤ちゃんが死亡した場合、妊娠中期に出産の必要に迫られるケースに使用されるのです。そうしたときには人工的に陣痛を誘発させる薬を飲む前にラミナリアを使って子宮頸管を広げていきます。

子宮頚管拡張材(ラミナリア)の挿入

ラミナリアを挿入する前には、膣や子宮腟部を十分な消毒が必要です。しっかりと行った後、ラミナリア桿(かん)という器具を使って子宮口をわずかに超える深さまで挿入します。ラミナリア桿で子宮口を広げたらラミナリアを1本ずつ挿入していきますが、入れる本数は人によってさまざまです。数本で済んだ人もいれば20本挿入した人もいるそうです。

ご自分が何本挿入されるか処置前に知りたいとは思うのが人情ですが、担当の医師に聞いても答えられません。実際に処置をしてみないと不明な点が多いのでご注意ください。

ラミナリアを挿入すると痛い?

悩める女性

ラミナリアを実際に挿入した方のお話を聞いてみると物凄い激痛で叫んでしまった」という方と「あまり痛くなかった」と人の両極端に分かれます。実際にどの程度痛いのか体験談などから集めてみました。ご自分で処置を受けるときの参考にしてください。

但し、痛みというのは主観に基づいている面が強いので自分で受けたときの痛みが違っている可能性があるのは十分お知りおきくださると有難いです。

ラミナリアを挿入したときの痛み

ラミナリアを入れるには子宮腟部鉗子という医療器具で子宮の入り口をつまみます。そこでチクッとした痛みが生じることがあるようです。人によっては「ズキッ」という衝撃がしたという証言もあります。

それからラミナリアを挿入しますが水分で柔らかくなるとはいえ、挿入時は固くなっているので違和感を覚えるでしょう。中絶手術や出産で体験した方によると「重い生理痛みたいな感覚で痛い」「酷い吐き気と激痛で気を失ってしまった」といったお話を耳にしています。挿入後に止血するためのガーゼも痛かったといったお声もあります。

もちろん逆に痛くなかったという人もいらっしゃいますのでご自分がどちらになるのかは実際に挿入してみないわかりません。

ラミナリアを抜くときの痛み

ラミナリアの処置を受けた経験者からお話を聞くと抜くときも痛かったといったお声も出ています。水分を吸収して膨らんでいるので余計に違和感を覚えやすく痛みに敏感になっているのかもしれません。入れるときの数倍痛かったという証言もあるほどです。チクチク痛い、ズーンとした痛みや下腹部に生理痛のような痛みが出るという声だけではなく鎮静剤を飲まないと耐えられないといった人もいます。しかしながら人によって痛さはまちまちです。

ラミナリアと陣痛はどちらが痛い?

ラミナリアの痛さとよく比較されるのが陣痛による痛みです。どちらが痛かったのか両方経験した人のお話によると「陣痛のほうが比べものにならないくらい痛かった」そうです。但し、これは一個人の意見になりますので鵜呑みにしないでください。逆に内診とラミナリア挿入時のほうが痛かった方もいます。

どちらも痛いのは同じです。一人で悩んでいるよりも担当の医師に相談してみるのがいいかもしれません。

ラミナリアの痛みを和らげる方法

肩こり

ラミナリアを入れるときに痛みを和らげる方法があるそうです。とある経験者の方によると看護師さんから「処置の30分前に痛み止めを飲んでおくといい」と言われてロキソニンを処方されたのでアドバイスに従ったところ下腹部の痛みが和らいだそうです。他にも痛みがなくなったという話はいくつがありますが、医学的な根拠はありませんのでご注意ください。あくまでも個人の体験談としておくほうがいいでしょう。

確実なのは処置の前に担当医に相談しておくことです。麻酔をしてから処置してくれることもあります。痛みが我慢できない場合は鎮痛剤の坐薬を使用してくれる医院もあるため医師に「ラミナリアを挿入するときの痛みが怖い」と話してみてください。ラミナリア本体は滅菌されていますが、異物を入れるというのは変わりません。そのため抗生物質が処方されるケースもあります。

ラミナリアが痛くない人の特徴

ラミナリア挿入時に痛みを感じる人もいれば逆に痛くない人もいるのは上述した通りです。では、どんな人が痛みをかんじにくいのでしょう?共通した特徴があればご自分に当てはまるのかチェックできますので挙げてみます。但し、こちらも医学的な根拠はありません。条件に合致する人でも痛みを感じる場合もありますのであらかじめご承知おきください。

条件として挙げられるのがちょっと太めな体系で普段生理痛が酷い人だそうです。逆に筋肉質で生理痛が軽い人は痛みを感じやすいと言われています。しつこいようですが、医学的な根拠はありません。条件に当てはまっているからといって痛みが出ないわけではありませんのでご注意ください。

ラミナリアを挿入した後の行動

最後にラミナリアを挿入した後の行動についてです。ラミナリアを入れると出血をしてしまうので普段使用しているナプキンを持って行くといいでしょう。但し、人によっては出血が激しくなるため処置中に止血するためのガーゼを当ててくれる場合があります。

挿入後も自力で歩くことは可能です。しかしながら痛くて歩くのがつらい場合は看護師さんや助産婦さんがサポートしてくれますので遠慮なく相談しましょう。あまりにも痛みがひどくて立つのも困難なときや状況によっては車椅子での移動もできますので遠慮なく申し出てください。

ラミナリア挿入中も普段どおりトイレにいくことができます。ただ、痛みや違和感によって排泄や排便がしづらい場合は看護師や助産婦さんにお話ししてください。またラミナリア挿入後は、抜くまで入浴とシャワーにはいけません。挿入後にラミナリアが膨らむ時間を踏まえて処置されるため事前にシャワーや入浴をしても良い時間を確認しておきましょう。

挿入したラミナリアを抜いて中絶手術が無事終わったら心と身体を休める時間です。家族やパートナーに思い切り甘えて過ごしてください。そうすれば心にできた傷も少しずつ塞がっていくと思います。

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