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結婚相手の条件リストと子どもが欲しいなら受けるべき保因者診断

現在付き合っている人がいるという方も、これから結婚相手を探したいという方も、気になるのが「この人と幸せな結婚生活を送ることができるのか」ということです。自分が好きになった人と、必ずしも結婚やその後の暮らしについての考え方が一致するとは限らないのが難しいところです。

結婚した後で後悔することにならないよう、結婚前に確認しておきたい結婚相手の条件リストをご紹介します。

また、将来子どもを持ちたいと考えている方にぜひ受けてほしい「遺伝性疾患キャリア(保因者スクリーニングパネル検査」についても解説します。

後悔のない幸せな結婚ができるよう、ぜひ記事を参考にしてみてください。

結婚相手の条件リスト

結婚式
カップルとして付き合っていくことと、結婚して家庭を築き同じ家で暮らして生活を共にすることでは大きな違いがあります。

付き合っている時は楽しいことばかりのように感じても、結婚して一緒に暮らし始めてみると、結婚前には気づけなかった「嫌な部分」「合わない部分」が出てくるということも少なくありません。

結婚前に性格や価値観など、相性をチェックしておきましょう。

価値観が合う

大人になると性格を変えることは難しいです。違いは必ずしも悪いことではなく、性格が違うことで刺激を受けることができ、お互いに成長していくことができるというプラスの面もあります。

しかし、性格の違いから衝突が多くなれば、関係にヒビが入ってしまう可能性もあります。

単に「明るい性格」「暗い性格」というだけではなく、価値観や人生観に共通点があると、結婚してからも同じ方向を見て結婚生活を送ることができるでしょう。

どんな家庭をつくっていきたいと考えているのか、人生での目標はどんなことかなど、結婚だけではなく人生についても話し合ってみるようにしましょう。

金銭感覚に不安がない

金銭感覚も重要な項目です。金銭感覚に大きな違いがあると、結婚生活が破綻してしまうリスクが高くなります。

付き合っている時には気づくことができないケースも多いため、金銭感覚については必ず話し合っておく必要があります。

浪費家、節約家というだけではなく「お金を使いたいポイント」が同じかということも大切です。

人として尊敬することができる

付き合い始めた時は相手のことを「好き」と思う恋愛感情を感じる機会が多いですが、結婚し、長い間一緒に過ごすようになるとこのような恋愛感情は次第に薄れていきます。

そしてその代わりに「大切なパートナー」と感じる機会が多くなるのです。

この時に重要となるのが、結婚相手を尊敬することができるのかどうかということです。

恋愛感情は薄れていきますが「一人の人間としてこの人を尊敬できる」という気持ちがあれば、一緒に暮らしながら二人で手を取り合い、支え合い、お互いを尊重し合えるパートナー関係を築くことができます。

性格でも、仕事でも、考え方でも、どんなことでもいいので、尊敬できる気持ちを持てるのか考えてみましょう。

怒った時に危害を加えない

怒った時には、普段抑えていた感情が爆発することもあります。結婚生活を続けていれば、時には衝突して喧嘩をすることもあるでしょう。

そんな時、手を上げたり、悪口を言ったり、存在を否定するようなことを言ったりする人もいます。

普段は温厚なのに怒ったら急に豹変して、何かしらの危害を加えるような人であれば、幸せな結婚生活が送れるとは言い難いです。

また、将来二人の間に生まれてくるかもしれない子どもにも悪影響を与えてしまうことになります。

怒った時の言動に問題がないかどうか、今までを振り返ってみましょう。

子どもについて同じ考え方であるか

結婚相手の条件で欠かすことのできないものの中でも重要なのが、子どもについての考え方です。

人生観や人生設計についての考え方が一致していたとしても、子どもについての考え方に違いがあれば、いずれ衝突が生まれてしまうかもしれません。

  • 子どもをつくるのか、つくらないのか
  • 子どもが欲しいのであれば、何人欲しいのか
  • どのように子育てを行っていくのか
  • 子育ての役割分担を決めるのか

など、結婚前に話し合うのは早すぎると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚してから考えの不一致に気づくのでは遅いため、結婚前に子どものことについて話し合ってみましょう。

結婚相手に望む条件の男女別ランキング

結婚式
ではここからは、結婚相手に望む条件の男女別ランキングを見てみましょう。

国立社会保障・人口問題研究所が行った「第15回出生動向基本調査(第Ⅰ部 独身者調査の結果概要:3.希望の結婚像)」によれば、下記のような結果がわかっています。

【女性が結婚相手の男性に求める条件】

  1. 人柄
  2. 家事・育児の能力
  3. 仕事への理解
  4. 経済力
  5. 職業
  6. 共通の趣味
  7. 容姿
  8. 学歴

【男性が結婚相手の女性に求める条件】

  1. 人柄
  2. 家事・育児の能力
  3. 仕事への理解
  4. 容姿
  5. 共通の趣味
  6. 職業
  7. 経済力
  8. 学歴

男女ともに、結婚相手の条件としてもっとも重要だと考えていることは「人柄」であるという結果が出ています。

女性の場合は経済力を重視し、一方で男性は容姿を重視する傾向にあるようです。男女いずれの場合も、学歴はそこまで重視していないことがわかります。

子どもを望む方に受けてほしい保因者診断

医師と患者
上記でもご紹介のように、結婚相手に望む条件にはさまざまなものがあります。

しかしこのほかにも、結婚して子どもを望むのであれば受けていただきたいのが「遺伝疾患キャリアスクリーニングパネル検査(保因者診断)」です。

この検査では、327種類の遺伝子について病的変異の有無を検査することで「母親と父親の組み合わせで、子どもに遺伝性疾患が起こる可能性があるかどうか」を極めて高い精度で調べることができます。

保因者(遺伝性疾患キャリア)とは?

常染色体劣性疾患は4万人に1人の確率と言われていますが、保因者は100人に1人であり、かなり多いのです。

ヒトの染色体は2本で1組になっています。遺伝性疾患は、この染色体が関係しています。

  • 劣性遺伝性疾患…両方の染色体に病的遺伝子があった場合に発症する。片方の染色体が病的変異を持っていても、もう一方が正常であれば発症しない。
  • 優性遺伝性疾患…片方にしか病的遺伝子がなくても発症する。

保因者とは、片方の遺伝子は病的変異を持っているものの、もう一方は正常という劣性遺伝形式で、疾患を発症しない人のことを指します。

この保因者カップルの組み合わせで起こるのが常染色体劣性遺伝性疾患です。血縁者に遺伝性疾患がない場合でも、夫婦の組み合わせで遺伝性疾患が起こってしまう可能性があるのです。

保因者であるかは見た目や、通常の検査ではわかりません。

もしも偶然、保因者の母親と父親がカップルとなり子どもができた場合、子どもは25%の確率で遺伝性疾患になり、50%の確率で保因者となります。

どうやって検査する?

遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査は、腕から血液を採取することで検査します。

検出率は98%と高く、結果は約2週間ほどで出ます。

ミネルバクリニックでの検査費用は18万円と、別途30分15,000円の遺伝カウンセリング料金がかかります。同時に検査を受けていただく場合には2人目からは17万円でご提供しています。(ご夫婦とそのお子さんのみ)

「大切な我が子が健康に生まれてほしい」と願うのは親であれば誰しも当たり前です。子どもを望むのであれば、まずは遺伝性疾患に目を向けてみてください。

まとめ

結婚を考えているのであれば、結婚相手に望む条件などについては事前にしっかりと考えておく必要があります。

その中でも、価値観や人生観が合っているのかどうか、金銭感覚に不安はないか、子どもについての考え方は非常に重要なポイントとなります。

結婚を考えている相手がいるのであれば、結婚前から子どものことについても話しておくようにするといいでしょう。

また、子どもが欲しいと考えているカップルは、ブライダルチェックとして遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査を受けることも検討しましょう。

ミネルバクリニックではしっかりと遺伝カウンセリングも行うため、不安や疑問をお持ちの患者さまも安心して検査を受けていただけます。

もちろん、今はまだパートナーや結婚相手の候補となる方は現れていないものの、ご家族や近親者に遺伝性疾患を患っている方がおり「自分も保因者なのではないか」と悩んでいる方にも遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査はおすすめです。

これから結婚を考えており子どもが欲しいカップル、遺伝性疾患について気になる方は国内有数の遺伝子専門クリニックのミネルバクリニックまでお気軽にお問い合わせください。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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