絨毛膜下血腫切迫流産体験談|NIPT陰性で安心に療養できますという口コミ

NIPTの結果が出た患者さんからメッセージを頂きました。
コンプリートデノボプラスというミネルバクリニックで最も広範なNIPTメニューを受けた方です。

実は〇×日から切迫流産で入院しています。(絨毛膜下血腫のようです。)妊娠12週でしたので、胎児の異常なのか私の身体の異常なのか不安でしたが、この結果をみて赤ちゃんは悪くないと安心することができました。検査結果が入院中に確認できてよかったです。ありがとうございます。安静にし、出産に備えたいと思います。

絨毛膜下血腫で入院や安静を余儀なくされて、不安でたまらなくてもNIPTを受けて陰性だったので赤ちゃんに異常がないから安心に療養できますという意見は、今まで何回か頂いたことがあり、皆様無事に出産されています。
そこで、今回は絨毛膜血腫とはについて皆さんにお伝えしたいと思います。

絨毛膜下血腫とは?

妊娠初期に膣からの出血があると流産かと思ってぞっとしますよね。実は、絨毛膜下出血かもしれません。基本的に絨毛膜下出血は自然に治るもので、ママや赤ちゃんに危険は基本的にはありません。しかし、油断していると、早産や流産といった赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあります。絨毛膜下血腫について知っておくべきことをお伝えします。

絨毛膜下血腫の原因とは?

絨毛膜下血腫

絨毛膜下出血(絨毛膜下血腫とも呼ばれる)とは、子宮内膜と絨毛膜(子宮の隣にある、外側の胎児膜)の間や、胎盤自体の下に血液が溜まることです。受精卵は内側から「羊膜」「絨毛膜」「脱落膜」の3つの膜からなる卵膜に包まれています。受精卵が着床すると「絨毛膜」から絨毛が「脱落膜」を経て子宮内膜に向けて伸びていき、胎盤が形成されます。

この絨毛が伸びていく過程で、脱落膜が剥離し血管が傷つくことで出血を伴う場合があります。このときの出血が止まらずに脱落膜に血液がたまり、血腫となったのが絨毛膜下血腫です。

血腫の大きさには幅がありますが、小さいものが最も一般的です。大きいと出血量が多くなります。出血の程度は軽度から重度までさまざまですが、出血がない場合もあります。

絨毛膜下血は赤ちゃんに害を及ぼしますか?

絨毛膜下血腫は妊娠初期にみられ、ほとんどの場合は妊娠中期までには自然治癒します。しかし、症状が長引く場合や、出血の量が多い場合は流産や早産の原因にもなります。また切迫流産の妊婦さんの4~40%に絨毛膜下血腫がみられます。

妊娠中期を過ぎても出血が収まらないと、出血による血液や血腫で胎盤が色素沈着を起こします。そうすると胎盤の機能を阻害し、自然流産や死産、早産、胎児の発達遅延などの疾患を引き起こす恐れがあります。

また、血腫が大きくなることで羊水の量が不足するので、胎児の呼吸の準備となる羊水を飲んだり吐いたりという動きが十分に行われず、出生後、新生児肺疾患になる恐れもあります。

絨毛膜下血腫と他のタイプの出血との違いとは?

絨毛膜下血腫は、妊娠中の出血の原因のひとつです。
米国産科婦人科学会によると、妊娠初期の約15~25%の女性に出血が見られるとされていて、斑状出血(斑点のような出血)は妊娠のどの段階でも発生する可能性がありますが、妊娠初期に最も多く見られます。絨毛膜下出血と他のタイプの膣からの出血との違いは、絨毛膜下血腫はすぐに危険を及ぼすものではない、ということです。

絨毛膜下血腫とその他の妊娠初期にみられる膣からの斑状出血の違いとは?

絨毛膜下血腫以外の妊娠初期にみられる膣からの斑状出血の原因には以下のようなものがあります。

  • 着床出血
  • 子宮が大きくなる
  • 性交
  • ホルモンレベルの上昇
  • 子宮頸管ポリープなどの子宮頸管の変化による出血
  • 膣内の検査による膣粘膜の損傷

点状出血とは、その名の通り点のような血が出ている状態です。
点状~斑状の出血ではなく、パンティライナーが必要なほどの出血は、多くの場合、なんらかの病気の兆候で、絨毛膜下出血もその一つの可能性です。出血は、絨毛膜下血腫の唯一の徴候または症状である傾向があり、超音波検査(エコー検査)で指摘されるまで、自覚する症状が全くないこともあります。

妊娠中の多量の出血の原因と絨毛膜下血腫との違いは?

妊娠中に多量の出血があった場合、以下のような原因が考えられます。

  • 子宮外妊娠(卵子精子が受精した受精胚が子宮の外に着床してしまう)
  • 流産
  • 子宮内に組織の塊ができる稀な疾患である奇胎妊娠
  • 子宮破裂
  • 胎盤が子宮から剥離する
  • 早産(37週よりも早く発生する)

これらのより深刻な原因による膣からの出血には、激しい腹痛が伴います。

絨毛膜下血腫はどのくらいの確率で発生するのですか?

痛や急に大出血することで貧血症状を来してめまいがするなど、他の症状も伴うことで絨毛膜下血腫とは区別されます。

妊娠中の出血は、確かに心配事です。何らかの形での膣からの出血は、全妊娠の約半分に見られるという報告もあります。頻度としては全妊娠の約1%(100人に一人)に絨毛膜下出血が見られますが、体外受精で妊娠した女性に多く見られる傾向があります。絨毛膜下出血は、妊娠初期の出血の一般的な原因であり、合併症のない妊娠でもしばしば起こります。

絨毛膜下血腫になりやすい人はどんな人ですか?

海外の調査によると、絨毛膜下血腫の発生頻度は、自然妊娠の妊婦さんに比べると生殖補助技術(ART)を行った妊婦さんの割合が高いことが分かっています。また、凍結融解胚移植妊娠が新鮮胚移植妊娠に比べて高いという調査報告もみられます。また、ホルモン補充周期凍結融解胚移植が排卵周期凍結胚移植にくらべて絨毛膜下血腫の発生頻度が高いという報告もありました。

絨毛膜下出血にはどのような症状がありますか?

絨毛膜下血腫は、特に小さいときには目立った症状が出ないことが多いので、発見しにくいことがあります。斑状や点状の出血が明らかな徴候となることがあり、多くの場合、妊娠初期に起こります。絨毛膜下出血の多くは、通常の超音波検査で発見され、目立った徴候や症状はありません。

絨毛膜下出血の流産のリスク

覚えておいてください。絨毛膜下血腫の大部分は、自然に溶解します。しかし、まれに絨毛膜下出血が原因で胎盤が子宮壁から剥離することがあり、流産や早産のリスクが高まる可能性があります。そのため、妊娠中に膣からの出血があった場合には、すぐに医師に知らせることが非常に重要です。

絨毛膜下出血の診断と治療方法

妊娠中に膣からの出血に気づいたら、産婦人科を受診してください。絨毛膜下血腫の大きさや位置、また医師の治療方針によっては、血腫が溶けてなくなるまで安静して活動制限(ベッドレスト)や性行為を控えるように指示されます。慢性化した場合でも、薬での治療方法が確立されていないので、安静にするよう指示を受けます。その場合は、できるだけ横になり、腹圧がかかるような姿勢や動作は控えましょう。また、血腫の大きさや出血の量によっては入院が必要になります。

早期に診断を受ければ受けるほど、妊娠の経過はよいものとなるため、妊婦健診で早めに発見されることが望ましいです。また、血腫が自然に吸収されたことが超音波検査で確認できるようになるまで、厳重に経過観察されます。

絨毛膜下出血では迅速な治療が重要

膣内出血の診断で絨毛膜下血腫と判断された場合、医師は流産を防ぐための治療を開始すると思われます。選択肢としては、プロゲステロンやジドロゲステロンなどがあります。血腫が大きい場合は、以下のようなアドバイスを受けることもあります。

  • ベッドで安静にしている。
  • 長時間の立ち仕事を避ける。
  • 性交を避ける。
  • 運動を避ける。

まとめ

絨毛膜下出血は、妊娠中の正常な現象ではありませんが、この血腫は珍しいものではありません。また、必ずしも妊娠が流産に終わることを意味するものではありません。治療と適切なモニタリングにより、多くの妊婦さんが健康な赤ちゃんを出産しています。

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