本態性idiopathic
ギリシャ語のidios(自分の)とpathos(苦しみ)から、本態性idiopahicとはおよそ「その種類の病気」という意味である。疾患によっては、1つまたは複数の原因がある程度理解されていても、一定の割合で、その原因が明らかでない、または特徴付けられない場合があり、このような場合、その病態の起源は本態性であると言われる。
本態性という言葉は、原因不明を意味する特発性と同義語の場合がある。原発性(原発性胆管炎、原発性無月経など)も同義語で、原発性はこの場合、「他の何らかの疾患による」二次性(続発性)と対比して使用される。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号