細胞遺伝学
染色体の構造やその伝達に関する研究を細胞遺伝学(cytogenetics)と呼び、染色体の正常構造と構成、含まれる遺伝子の同定、機能や異常など多くのことが研究されています。
細胞遺伝学では、組織、血液、骨髄などのサンプルを実験室で検査し、構造破損、欠失、再構成、あるいは余分な染色体などの染色体の変化を調べます。特定の染色体の変化は、遺伝性疾患や病態、ある種の癌の兆候である可能性があります。細胞遺伝学は、病気や症状の診断、治療計画の立案、治療効果の確認などに用いられます。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号