ヌクレオソーム
ヌクレオソームとは
ヒストンコアとDNAからなる各複合体のことをヌクレオソーム(nucleosome)と呼びます。
DNAの二重らせんは.糸巻きに糸が巻き付くように, このコアの周囲に巻き付いています。146塩基対 (base pair :bp)のDNAが各ヒストンコアに巻き付いて,その八量体周囲に1.65回転巻き付く構造を取ります。
次に続く20~60塩基対の短いDNAは“スペーサー” となりその次のコアDNA複合体が続く。これが連続することでクロマチンは数珠状につながった状態になる。
ヌクレオソームはクロマチンの基本的な構造単位です。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号